対談詳細

艶もたけなわ
loading...

桂由美 ブライダルファッションデザイナー

2017年2月 5日号

阿木燿子の艶もたけなわ139 

 日本のブライダルファッション界の第一人者、桂由美さん。"ブライダルの伝道師"とも呼ばれる桂さんのウエディングドレスは、著名人の結婚式ではもはや定番といっていいでしょう。しかし、桂さんは現状に満足することなく、今もなお意欲的に新しいドレスを模索し続けています。そんな桂さんの足跡と探求心の源泉について、阿木さんが迫ります。

  •  ◇52年前にお店を出した時、1年目は30人しかお客さんが来ませんでした。
  •  ◇意外なことに学生時代、家庭科の成績が悪く、運針はとくに不得意でいらしたとか?
  •  ◇何しろ子供の頃から針を持つのが苦手で、なぜか真っすぐ縫えなかったんです。

阿木 去年の秋、主人(宇崎竜童氏)と共に、「いい夫婦」に選ばれた際、先生のデザインの服を着させて頂き、ありがとうございました。お陰様でとても好評で、友人知人から褒められました。
 今日、身に着けていらっしゃるスカーフもよくお似合いですよ。
阿木 これ、あの時のドレスの共布(ともぎれ)ですが、色合いがとても気に入っています。友禅なんですよね。
桂 大正ロマンの趣があるでしょう。大正時代って、ヨーロッパ風の柄を友禅染にして、着物に仕立ててるんです。だからモダンな柄行きが多い。
阿木 当時としては、かなり斬新な発想ですよね。先生はブライダルのみならず、オートクチュール(高級衣装)のパリコレでも、さまざまな新しい試みをなさってらっしゃる。
 オートクチュールの世界で生き残ってゆくのは、大変なことですからね。日本人でなければできないことをやるしかないと思って、5年前から、友禅に的を絞っているんです。海外で着物を着ていると注目度が全然違うんです。一緒に写真を撮ってほしいとか言われたり。
阿木 でも着物は一人では着られないし、支度が大変ですよね。
 確かに、いざ海外で着ようとすると荷物が増えて一苦労。それでパリで大勢の人に着物の感覚に触れて頂きたいので、閃(ひらめ)いたのがフリーサイズの服なんです。

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    黒田福美 女優・エッセイスト

    2017年11月19日号

    阿木燿子の艶もたけなわ 178   芸能界きっての韓国通として知られる女優の黒田福美...

コラム