対談詳細

艶もたけなわ
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島田順子 デザイナー

2016年12月11日号

阿木燿子の艶もたけなわ 132

 世界最大級のファッションの祭典「パリ・コレクション」に35年間続けて出展しているデザイナー、島田順子さん。今もなお第一線で活躍する島田さんを突き動かすのは、現状に満足しない向上心だそうです。そんな島田さんに、阿木さんは興味津々。世界のトップデザイナーの極意から、プライベートまでトコトン伺いました。

 ◇私はまだ自分に満足していない。だからもう一回、トライしてみようって。

 ◇気になるのは、昨今の日本のファッション。年々、子供っぽくなっている気がして。

 ◇基本的には自由でいいと思うんですが、束ねてそうだと、多少違和感がありますね。

阿木 初対面で、こんなことを申し上げて何なのですが、島田さんって、照れ屋さんでいらっしゃる?
島田 ええ、大変な。昔でいう内弁慶、恥ずかしがり屋ですね。
阿木 そうおっしゃる大和撫子(なでしこ)の島田さんが、単身でパリに渡られて、40歳でデビューをなさって以来、一度も途切れることなくパリコレを続けてこられた。
島田 続ければ、いいってもんでもないですよ、本当に。
阿木 でも、パリコレに憧れて一時は夢を叶(かな)えても、何度かやってやめてしまう日本のデザイナーが多い中、35年続けて71回出展って、凄(すご)い数字ですよね。
島田 これ、本当に謙遜で言うんじゃなくて、デザイナーとして私が優れているわけじゃないの。皆さん、それぞれ理由がおありになって、目指される道が変わったってことなんじゃないかしら。
阿木 私、芸能界の仕事をしていて思うんですけど、歌い手さんでも役者さんでも、デビューするよりも継続していくほうがずっと大変だと。並大抵の努力じゃ、維持できない。
島田 私の場合、何でこんなに長く続けているかというと、まだ自分に満足していないっていうか、満足なんかあり得ないと思っているからなのかも。よくぞ、ここまで結果が出せたというところまで、やれていない。なのでもう一回、トライしてみようという気になるんです。
阿木 あのー、まだって? では、島田さんが満足なさるレベルって、どこの辺なんでしょう。
島田 そうよね、考えてみれば私も年なんだから、リタイアしてもおかしくないんですけど、次こそ、もっと良いものが生み出せるんじゃないかと、つい思ってしまって。もっと皆さんに愛される服が作れるんじゃないか、もっとスタッフに達成感を持ってもらえる仕事ができるんじゃないかって。
阿木 もう十分、そういうものをお作りになっていると思うんですが。今年の秋のパリコレでの手応えは?
島田 一応、10月初旬に終わったんですが、あの日は仏滅だったんじゃないかしら?

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