対談詳細

艶もたけなわ
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吉永みち子 ノンフィクション作家

2016年7月10日号

阿木燿子の艶もたけなわ 連載112 

 執筆、講演、テレビのコメンテーターなど、多忙を極める吉永みち子さん。常に、権
力者には舌鋒鋭く斬り込み、弱者には低い目線で包み込むような優しさが溢れています
。その吉永さんは、幼い頃から変わった家庭環境の中で育ち、結婚、離婚を経験され、
現在はお一人様。超高齢化社会の中で、これからの家族や老いの人生観について伺いま
した。

  •  ◇法的なつながりはなくても、息子も娘も孫もいる。こういうのもありかなって。

  •  ◇お母様が激高している間、吉永さんは違う人格に豹変するんですか?

  •  ◇かっこいい名前を付けてね(笑)。3人くらい用意していて、臨機応変にね。


阿木 吉永さんは、テレビのワイドショーのコメンテーターを長年やっていらっしゃい
ますよね。拝見していると、「その通り」と叫びたくなる意見が多々あり、私たち女性
の味方というか、希望の星。
吉永 そうですか? なんか、せこい星(笑)。周りからはよくアニメの「じゃりン子
チエ」みたいだって(笑)。
阿木 そう言われてみれば(笑)。
吉永 私、言葉が荒いので(笑)。
阿木 というより、男性的な思考回路をフルに使っていらっしゃるなって。その歯に衣
着せぬ感じは、じゃりン子チエ時代から?(笑)
吉永 いえ、逆で。子どもって、自分の家族に対しては、手放しで心を許すものですよ
ね。でも、私にはそれがなくて、いつも親の顔色をうかがっているようなところがあり
ましたね。
阿木 ご両親は厳しかった?
吉永 私は父親が60歳、母親が40歳のときの子なんですね。父は、自分が死んだ後
のことを考えて、男の子を欲しがったんだけど、残念ながら女が生まれた。だから私に
「お前は男として生きろ」と言ってました。
阿木 娘としては辛(つら)いですよね。親の期待に応えなきゃという思いと、反発す
る気持ちと......。
吉永 なんでこんな家に生まれてきたんだろうって思ってましたね。父は私に、自分が
死んだ後の話をしょっちゅうしていて、「おまえがこの家を支えていくんだぞ」って。
それと母には「オレが死んだら、この子をオレだと思え」って。
阿木 家庭環境としては、ちょっと異質。
吉永 そう、異質で複雑な

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