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艶もたけなわ
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丸山茂樹 プロゴルファー

2016年5月 1日号

阿木燿子の艶もたけなわ 連載102

 今夏、ブラジルで開かれるリオデジャネイロ五輪で、新種目に採用されたゴルフ。その日本代表監督(ヘッドコーチ)にプロゴルファーの丸山茂樹さんが就任。"マルちゃん"の愛称で親しまれ、全米ツアーで日本人最多の3勝を挙げた実力者。監督としての手腕もさぞや期待できるかと思いきや......。意外な五輪競技の中身をとくとご覧あれ。

 ・ リオ五輪のゴルフは個人戦。監督の僕は"盛り上げ役"を買って出るだけ(笑)。
 ・ 松山英樹選手と石川遼選手は宿命のライバル。石川選手は、当初は"時の人"でしたが。
 ・ 注目されないと、自分の中が盛り上がらないって。僕はビックリしちゃいました(笑)。

阿木 今年はオリンピック・イヤー。丸山さんは、ゴルフ日本代表のヘッドコーチ、つまり監督に就任なさったんですよね。
丸山 はい。でも、てっきりリオの大会は先輩方がなさるだろうと高をくくっていて、僕は50歳になる2020年の東京オリンピックで、監督をやらせていただけたらと思っていたんです。そうしたら、日本ゴルフ協会から連絡があって、「リオをやってほしい」と言われて......。
阿木 でも、執筆なさっているコラムでは、去年6月ぐらいにはもう「オファーが来たら、二つ返事で引き受ける」って、やる気マンマンでしたが(笑)。
丸山 フフフッ。そうなんですけど(笑)、実はその頃、少しずつ吹き込まれていたんです。「マル(丸山氏)に話が来るぞ」って。僕は冗談だろうって思っていたんですけど、仮に本当だったら、断る理由はないなって。
阿木 若い頃から、華々しくご活躍なさってきた丸山さんに白羽の矢が立つのは、当然のことの気がしますが。
丸山 学生時代はアジア大会、プロになってからもプレジデンツ杯といってヨーロッパ以外の世界選抜対アメリカといった団体戦に出場する機会に恵まれました。その意味では、日の丸を背負った試合は嫌いじゃありませんね。
阿木 正式に依頼されたときは、どんなお気持ちだったんですか?
丸山 それがですね~、先に競技方法を知らされていたので、正直、監督としてどういう仕事をすればいいのか、戸惑いのほうが強かったですね。
阿木 素直にバンザイって感じじゃなくて?
丸山 監督は団体競技があるからこそ、じゃないですか。でも、今回は完全な個人戦なんです。だから、何をすればいいのかって。
阿木 個人戦だと、監督の出る幕がない?
丸山 トッププロのゴルファーは皆、フィジカル面、メンタル面などさまざまな分野で自分のチームを作っているんです。で、そういったブレーンを帯同させることができるんです。
阿木 そこに監督が口を挟むと、混乱の元になってしまうんですね。それでは、本当に何をやればいいのか、わからない......。
丸山 でしょう?(笑) だから、"盛り上げ役"を買って出るくらいしかないのかなって。
阿木 "マルちゃんスマイル"と呼ばれてきた丸山さんだからこそ、選手に気持ちよくプレーしてもらうための監督は、うってつけのポジションかも(笑)。
丸山 僕は選手たちより年上ですが、気の使いようはハンパじゃないですからね(笑)。若者から先輩たちまで、幅広い年齢層のトレンドをウオッチしていたりして。
阿木 多くのトッププロは、自分のスタイルを変えない、マイペースな方が多いと思うのですが、その点、丸山さんはかなり異質(笑)。
丸山 口はばったいようですけど、若い頃は成績も良く遠慮なくモノを言っていたので、上から目をつけられやすかったんです。なので、よけいな軋轢(あつれき)を避けるため、気遣いのアンテナを張り巡らせるクセがついてしまいました。
阿木 上への気遣いとともに、後輩に向ける目線は常に温かい。
丸山 そう言っていただけるとうれしいですね。実は僕、リオでは「前後」が大事だと思っているんです。プレーする前は選手を盛り上げ、試合後はマスコミなどを相手に東京五輪に向けての旗振り役をしなくては、と考えてます。

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