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艶もたけなわ
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安藤優子 ニュースキャスター

2015年9月13日号

阿木燿子の艶もたけなわ 連載71

 常に現場主義で社会の事象を追い、世界各国のリーダーたちのナマの声を引き出し、女性ジャーナリストとして最前線を疾駆してきた安藤優子さん。一方、画面に映し出される涼し気な表情で、キャスターとしても人気を博してきました。安藤さんの輝かしい実績と陰の努力に畏敬の念を示す阿木さんの辛口エールー。お楽しみください。

 ◇昼間の番組になって朝から全開、夜はダラダラという生活になりました(笑)。
 ◇ニュースを体感して視聴者に伝えたいと思っていらっしゃるのが、よくわかりました。
 ◇どんな目に遭おうが、好奇心が先に立ってしまう。結局、好奇心旺盛なやじ馬です(笑)。


阿木 今春、夕方のニュース番組から昼間のワイドショー「直撃LIVE グッディ!」に移られましたが、もう慣れましたか。
安藤 ニュースをお届けするという基本姿勢は変わりないのでさほど気になりませんが、これまで報道局の番組の中で過ごしてきて、今は情報制作局の番組の中で独特のカルチャーの違いに面食らうことが、しばしばあります。
阿木 同じ局内で、ちょっとしたカルチャーショック(笑)。
安藤 私は報道局で育ってきたためか、すごくせっかちなんです。たとえば、通信社の速報が入ったら、すぐさま"伝えるモード"に入って原稿を催促するといった感じです。ところが、情報制作局の番組は、一拍置いてより深く、視聴者の皆様にお届けするか、考えてから動くカルチャーです。だから今は頭で理解していても、すぐに原稿を催促したり、次の対応を気にしたり(笑)。そんなところが、いまだ慣れない部分なのかもしれませんね。
阿木 観る側の感覚からすると、安藤さんは女性ジャーナリストの第一人者で、報道畑の人。だからでしょうか、ワイドショーで司会をなさっている姿は、私たちにはまだしっくり馴染(なじ)んでいないように感じます。
安藤 違和感があるとは、よく言われます。「ジャケット着ていませんね」って(笑)。イメージがついていたから仕方ないのでしょうけど。しかし、報道局の番組も情報制作局の番組も扱っているものは同じです。
阿木 "調理の仕方"が違うってことですよね。
安藤 はい。報道局は速報性が第一ですから、いかに直球で勝負するかが基本だとすれば、情報制作局は変化球をどう織り交ぜて勝負するかに重点が置かれています。軸足を視聴者目線に置いて、どうすればより共感していただけるか、を常に考えながら発信しているのが特徴だといえますね。
阿木 夜のニュース番組から夕方の報道に"引っ越し"されたとき、生活を朝型になさり、大学院に通われましたよね。今回は昼間への移動なので、新たにチャレンジしようと思われたことは、また何かおありになったんですか?
安藤 一日のサイクルが、全体的に2時間ほど早まっています。その分、早く起きて前倒しでやるようになりました。
阿木 日々の生活がその人を作るともいいますから、さらにアクティブに?
安藤 そうですね。早起きした分、朝から午前中を自分のための時間として重点的に使うことにしたんです。夜に何かをやろうとしても続かないですからね。
阿木 同じ時間でも、朝と夜では集中度が違いますものね。
安藤 大学院に通っていたとき、修士論文を書く時間を夜に充てていたんですが、夜中必死に書いたものを、朝読み返すと誤字脱字があったりして自己嫌悪に陥ったりしたんです。それに懲りて、夜は、弛緩(しかん)した時間に充てることにしたんです。朝、気を引き締めてエンジン全開にして何かをする、その代わり夜まで全開にすると破たんしてしまうと、つくづく感じたんです。今回、昼間の番組になったことも影響して、とくに意識して朝から全開、夜はダラダラという生活になりました(笑)。

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