対談詳細

艶もたけなわ
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佐藤友美 女優

2015年5月10日号

阿木燿子の艶もたけなわ

 阿木さんとの長年の"友情ストーリー"は、佐藤さんのブレない人生の軌跡を辿るものとなりました。たった一度のショーのため衣装に800万円をかけたことや、映像の仕事のために強かったお酒をピタッとやめたことなど、徹底したプロ意識に裏付けされた秘話が─。この対談で、お二人の友情はさらに固く、強いものとなったようです。

  •  女優さんて、本妻か愛人かっていえば、愛人ですよね。黙ってひたすら待つだけ。
  •  友美さんのようにブレずに凜とした姿を見せられる女優さんって、そうそういない。
  •  毎日半分は空けていました。ストレートで。あの頃はお酒が強かった(苦笑)。

佐藤 化粧品メーカーのCMでご一緒してから、23年くらいのお付き合いになりますね。
阿木 初めてお目にかかったときから友美さんは、基本的に変わらなくて。でも、大人っぽい女性かなと思っていたら"ゲラ子"で、よくお笑いになる。
佐藤 いえいえ(笑)。でも、本当にご縁があって、長いお付き合いですね。
阿木 その23年間でずっと感じているのは、「ブレない」方だなって。きょうは、その「ブレない生き方」をひもといてみたいの。
佐藤 そう?(笑) でも振り返ると、ホテルでディナーショーをやっていただいて。あれはもう、かなり前ですね?
阿木 1995年だから、20年前。
佐藤 燿子さんと出会えて、夢が叶(かな)ったんですよ。
阿木 本格的な舞台の構成と演出はあのときが初めてで。よくぞこんな初心者に依頼してくださったなと思って。あの当時は2人でしょっちゅう会って、あーでもない、こうでもないって......。
佐藤 相談してから1年間、励まし続けてくださったからできたのよね。でも、燿子さんはとても言葉は柔らかいけど、すごくはっきりしていらっしゃる。
阿木 えっ? どんなところ?
佐藤 あいまいじゃないの。指摘する言葉とか音とか。すべて的確で、はっきりしてますね。
阿木 一応、初心者とはいえ、演出家の立場でしたから(笑)。
佐藤 そもそも、燿子さんも宇崎(竜童)さんも表舞台の方じゃないですか。それが、完璧に裏方に回れる。
阿木 作詞家、作曲家って、そういう存在なので。
佐藤 でも、見事ですね。
阿木 例えば、山口百恵さんがいたとしたら、今回はどんな女性を演じてもらおうか、みたいな仕事をしてきたでしょ。だから主人は、宇崎竜童で人前に出るときにはタレント、歌手、バンドリーダーだったりするけど、「作曲家・宇崎」になると、完璧に裏方のスイッチに切り替わるみたい。私もそう。
佐藤 その人を輝かせるって、ホントにすごいなって。
阿木 友美さんは私の注文に戸惑いながらも「やってみるわ」っておっしゃってくださって......。リハーサルを重ねるごとに人前で歌う覚悟みたいなものが見えてきて、舞台が出来上がっていく。私にとってもステキな経験でした。
佐藤 もうあんなことは二度とないですね。私の宝物だわ。
阿木 そのワンナイトのショーのために作られたドレスの総額が、確か800万円!
佐藤 なんだかすごい値段でしたね(笑)。私、越路吹雪さんのイメージがあったので、そういうの着たいなと思ったんです。
阿木 そのとき、友美さんは「結婚式を挙げるようなつもりなの」っておっしゃっていた。
佐藤 よく覚えてらっしゃるわね。
阿木 そう、「一生に1回でいいの」って。そんな高価な衣装、1回や2回じゃとても元が取れないからまたやればいいのにって勧めたんだけど、「ううん」って首を横に振ってた。覚えている?
佐藤 確かに私、そういうところがあるのよね。もうちょっと欲張れると、いいんだけど。
阿木 損得勘定ではなく、美学。"佐藤友美的生き方"の意味で言うと、役柄もご自分の中にイメージがあって、こういうのはやらないってはっきりしているでしょう。
佐藤 ハハハ。そう、あれ嫌だ、これ嫌だばかり言ってるから、お仕事がなくなっちゃうと(所属)事務所からも言われます(笑)。

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