対談詳細

艶もたけなわ
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宇崎竜童 ミュージシャン

2015年4月19日号

阿木燿子の艶もたけなわ

 芸能界きってのおしどり夫婦だ。
 結婚50年の節目の年に実現した対談は、互いの深い信頼関係を明かすエピソード満載かと思いきや、「"100歳社会"への問題提起」「富士山麓での10万人葬儀」という仰天プランに加え、本誌読者への「"応援歌"創作宣言」まで飛び出すトーク・セッションとなりました。

  •  100歳に向かっていこうとしている人たちの中に沁み込んでいく歌を作りたい。
  •  一番感謝しているのは、私のやりたいことに一度もノーを言わないでいてくれたこと。
  •  富士の裾野で10万人コンサートできるから、10万人の葬儀やってもいいでしょ?

宇崎 あなたはこの対談で、ゲストが音楽家ならCDを何枚も聴き込み、小説家だったら著作を何冊も読んで臨んでいるよね。
阿木 ところがきょうは、何の下調べもしていない(笑)。
宇崎 確かに、この1週間は楽ちんそうだった(笑)。
阿木 同時期に同じような仕事、私はこの対談、あなたはラジオの対談番組(ニッポン放送「宇崎竜童 ジャポニスム・マイスター」※今年3月末で終了)を始めたでしょう。
宇崎 そうだね。
阿木 ところがあなたは、対談相手の下調べをしない。やはり、性格がまるで違うなって。
宇崎 毎回、「和のテイスト」とか「和の心」とか伝統文化を継承している人たちに来ていただいて、その心髄についてお聞きする立場だから、僕はなるべくまっさらでいようと心掛けてる。
阿木 私は逆。ただお目にかかるだけじゃなくて、深く知りたいの。お会いする人の心の中を"旅する気持ち"でいたいなって。対談はたった1時間なんだけど、終わると何か別れがたい気分で......。
宇崎 その人の人生を巡っていく感じだね。
阿木 2人の性格の差は、いい意味の車輪になっているかもね。あなたは瞬発力、私は持続力。
宇崎 やっぱり、持ち分が違うからね。一つの歌を作るにしても、あなたは詞。その中で1番、2番、3番と展開してドラマを作っていかなくちゃいけない。
阿木 それだからやってこられたのかも。同じ性格だったら、とっくに別れてる。
宇崎 僕たち、「理想の夫婦」とか呼ばれたりするよね。でも、そういう人たちはどこを見てそう言っているのかな。
阿木 ホントにね。
宇崎 知らねえな、と思う。見せる気もないけど。理想の夫婦と思っている人たちは、何を理想にしていて、その中のどこに僕たちがハマっているのかがわからない。
阿木 あなたとは18歳から付き合っているから、ちょうど50年。
宇崎 半世紀か、長いね。
阿木 その間、ずっと一緒にいるわけだけど、何がベースになっているのかな。子どももいないし。
宇崎 あなたがあなただから、こうしてここまでこれた。
阿木 それは私も同じ。あなたでないと成立しないし、私じゃないと成立しない。地球上に何十億人いようと、この2人でないと成り立たない関係よね。
宇崎 たとえば、美智子さまが皇太子殿下とご結婚した当時、すごいご覚悟だったと思うんだ。大変なお役目だからね。東日本大震災の後、お二人が被災地に赴かれるお姿を見て、どれほど国民が勇気づけられたか。
阿木 本当、畏れ多いけど、理想の夫婦像は両陛下よね。お二人が手を携えられて見せてくださる献身的なお姿は日本人の誇りだし、お手本よね。しかも、あれほど仲むつまじいお二人はそういらっしゃらない。
宇崎 僕たちが見ているのはほんの断片だけど、それだけでも伝わってくるよね。

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