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スポーツ 桑田氏が巨人のコーチに就任 異例中の異例の復帰の狙いは

2021年2月 7日号

 巨人の内部事情を知る者にとっては、驚きのコーチ就任だった。エースとして現役通算173勝を挙げ斎藤雅樹、槙原寛己との3本柱で、巨人の一時代を支えた桑田真澄氏(52)が投手チーフコーチ補佐に就任した。首脳陣の陣容は昨年中に固まっており、1月12日になっての入閣発表は異例で、15年ぶりの古巣復帰となる。原辰徳監督(62)の真意はどこにあったのか。

 桑田氏の実績は申し分なく、野球理論についても引退後に早稲田大大学院や東京大大学院で学び、東大野球部の特別コーチも務めて指導経験を積んできた。それでも復帰が実現しなかったのは、現役時代に球団へ迷惑をかけた義兄の借金問題や、当時も監督だった原氏に相談せずに引退を発表した経緯があったからだ。

 それを知る関係者や巨人OBが驚いたのも無理はない。桑田氏の入閣は先発陣強化のために原監督が熱望したと言われる。それだけ日本シリーズでソフトバンクに2年連続で4連敗を喫した屈辱が大きかったのだろう。

 チーフコーチ補佐という肩書だが、実質的には1〜3軍まで全ての投手を指導する「巡回コーチ」だ。常識にとらわれない合理的な指導で、若手の底上げを期待されている。就任間もなく「たくさん走ってたくさん投げるという時代ではない」と述べて波紋を呼んだ。その数日後には「なぜ球数制限を設けて完投させないのか、よく分からない」と「先発投手完投指令」を出した。

 これは原監督もかねて口にしていることで、完投可能で安定した投球を見せる菅野智之投手が今季を最後に移籍することも考え合わせてのことだろう。決して恵まれているとは言えない体格で活躍し、右肘靱帯(じんたい)再建手術も経験している桑田氏だけに、いいアドバイスができそうだ。

 ただ、桑田氏自身は誰にも負けない練習の虫だった。間違っても若手は「楽ができそう」と思わない方がいい。

(水木圭)

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