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乱倫ショック!第2弾 渡部建は性依存症なのか?

2020年7月12日号

 公私とも順風満帆な生活から一転、後ろ指をさされる存在になったのが、アンジャッシュの渡部建(47)。一時の快楽と引き換えに失った代償は大きい。だが、もし渡部が性欲をコントロールできない性依存症だとしたら――。第2弾では医学の面から解読する。

 結婚しても子どもが生まれても、乱倫を繰り返す。そのセックスも多目的トイレに連れ込んでというのは極めて排泄(はいせつ)的で刹那(せつな)的だろう。そんな渡部を一部のコメンテーターやメディアは「性依存症」や「セックス依存症」と当然のように指弾した。

 果たして、渡部はそうなのか。榎本クリニック(東京都豊島区)で精神保健福祉部長として依存症治療に携わり、漫画『セックス依存症になりました。』(集英社)の監修者でもある斉藤章佳氏は、「報道内容だけで診断を確定することはできない」と前置きしつつ、こう説く。

「セックス依存症は、世界的にもまだ疾病概念が確立されてない精神疾患ですが、日本でも2022年に翻訳版が導入されるといわれているWHO(世界保健機関)発行の国際疾病分類『ICD−11』に、強迫的性行動症としてセックス依存症が加わります。今後は受診する人が増えるでしょう」

 その診断基準は厳密で、下表に示した六つの要件をすべて満たして、初めて確定診断が下る。着目したいのは、fにある「重大な苦悩」「重大な問題」が生じているかどうかだ。

「すべての依存症にいえることですが、本人や周囲が困らなければ治療への動機は芽生えない。特に男性のセックス依存症は、その苦悩、問題が見えにくのが特徴です」(斉藤氏)

 強烈な性的欲求や衝動に振り回されていても、たとえば渡部のように毎回それを解消する手立てがあるのなら、苦悩は感じにくい。そして問題は先送りにされる。

 実際、セックス依存症を自認する男性I氏(45)の体験を紹介しよう。風俗通いが止まらないI氏は、週に何度も射精エステ店に行き、経済的に逼迫(ひっぱく)するようになった。にもかかわらず、「お店で射精をしないと1日を終えられないという強迫的な思いにとらわれていて、エスカレートしていきました。そのうち個人買春に手を染め、痴漢行為や18歳未満の児童と関係を持つなどに至り、さすがに自分でも怖くなりました」。

 自分で自分を止められなかったI氏のようなケースは珍しいわけではない。

「クリニックの外来にも、過度な風俗通いで借金をしたり、会社のお金を使い込んだという男性たちが通院しています。セックス依存症は強迫性が強く、一度スイッチが入ったら、その制御に何度も失敗し、途中で切り上げられなくなるのも特徴です」(斉藤氏)

 アルコールや薬物に依存すれば健康を損ない、ギャンブル依存症になれば経済的ダメージが大きい。周囲との人間関係が壊れ、仕事にも支障が出て勤め先から解雇されることもある。そうして社会的信頼を失うのが依存症というものだ。

 中でもセックス依存症の場合は、I氏のように犯罪行為に至る恐れもある。渡部も「いつかスクープされる」「そうなればすべてを失う」と分かっていたのではないか。それほどセックスの魅力は大きいのか。

「渡部さんの場合は分かりませんが、私の場合は、女性とホテルに入ると途端に帰りたくなる。面倒くさくてしょうがない。お金を払っているから何とか最後までするけれど、帰り道はいつも虚(むな)しさと自己嫌悪で叫びたくなるんです。でも翌日になると、何かに追い立てられるかのようにセックスを求めてしまう」(I氏)

 これでは相手の女性と充足した性関係を結ぶのは無理というものだ。

「女性を丁寧に扱っても損をするだけだと思っていました。世の中には女性を雑に扱ったり、ひどいことをしてもモテる男性はいるのだから、自分もそうしてやろう、と。女性は、悪い男が好きなんだと思い込んでいたのです」(同)

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