新型コロナウイルスの感染拡大に、プロ野球のスカウト陣が頭を抱えている。高校をはじめアマ球界の大会が次々と中止になり、今秋のドラフト会議での指名選手を決める資料が集まらないからだ。
3月にセンバツが中止となった高校野球は、各地で春季大会も相次いで中止になった。8月10日開幕の夏の甲子園も開催が危ぶまれている状況だ。大学野球も東京六大学の春季リーグが開幕延期。1試合総当たり方式に日程を短縮することを決めた。社会人野球も各地方大会や、7月に開かれる予定だった日本選手権の中止が決まっている。
大学や社会人の選手は、ある程度の資料が集まっている。ただ、新戦力の能力や伸びしろを測る機会を奪われた高校生は影響が深刻だ。甲子園に直結しない春季大会は、例年なら野球部首脳陣が新戦力を試し、従来のレギュラーと競わせる舞台でもあった。なのに休校も絡み、現状は練習試合なども自粛している。スカウトも「開店休業状態。今年のドラフト会議だけではなく、来年に向けた目玉選手を見つけることもできない」と、お手上げだ。選手にとっても自分をアピールするチャンスが減り、肉体強化や体調維持も難しくなっている。
現在の予定では、夏の甲子園につながる地方大会が本格化するのは6月下旬から7月上旬だ。しかし、さらなる延期や過密日程も懸念される。高校3年生の公式戦出場は事実上、夏が最後。地方大会開催も見通せないのでは「練習が再開された直後では実力が発揮できないし、それでは参考にならない」と、スカウトが嘆くのも無理はない。秋のドラフトは高校生の上位指名が減るのではないか。
影響は野球だけではない。8月開催の全国高校総体も、予選を兼ねる地域の大会などの中止が重なり、混乱している。コロナ禍が終息したとしても経済悪化も必至で、若きアスリートの「就職難」が心配だ。
(水木圭)
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