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憧れの舶来品や日本製の逸品も 万年筆の「ミニ博物館」ショップ

2019年8月 4日号

 モンブラン、ペリカン、パーカー、ウォーターマンと連ねると、大学進学や就職の頃を思い出す人も多いのではないか。これら海外の高級ブランド万年筆をお祝いにもらったり、奮発して自分で買ったり。かつて万年筆は"一人前"や"社会人"の象徴のような持ち物の一つだった。

 そんな世代なら、仕事の文書はパソコンで作成し、スケジュール管理にはスマホのカレンダーを使っていても、プライベートでは手帳と万年筆、という人は少なくないだろう。東京の新宿駅西口からほど近い筆記具専門店「KINGDOM(キングダム) NOTE(ノート)」には、手書き派なら陶然となりそうな名品・逸品が並んでいる。

 同店は2008年に開店し、昨年9月に現在地に移転、さらに充実した品ぞろえでリニューアルオープンした。常時2000本以上の中古・新品の筆記具を扱い、そのほぼすべてが試し書きが可能。書き味や手へのなじみ具合を実際に確かめてから購入できる。

 インクも600種類以上をそろえ、スタッフが筆記した色見本帳が用意されている。自分で試し書きもできるので、紙に書いた時の書き心地と色味もわかる。万年筆と相性のいい紙なども置いているのは、専門店ならではだ。

 ボールペン、メカニカルペンシル(いわゆるシャープペン)も扱うが、はやり万年筆の充実度は圧巻だ。有名メーカーの定番や希少な限定品、一点物の中古品など、コレクションアイテムも数多い。世界的作家をオマージュしたモンブランの「作家シリーズ」は、ヘミングウェイやプルーストの名を冠しており、独自のルックスとともにファン心をくすぐる。外国製ばかりでなく、日本のメーカーの、漆や蒔絵(まきえ)を施した芸術品のような万年筆も負けてはいない。

 眺めていると、手書き派ならずとももう一度あの書き味を味わいたくなる。(小出和明)

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