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春風亭昇太、「芸協」会長就任で40年来の"分裂状態"に終止符?

2019年4月28日号

 人気番組「笑点」の司会を務める春風亭昇太(59)が江戸落語界の"統一"に動き出す―。そんな話が席亭関係者の間をかけめぐっている。昇太といえば、6月1日付で桂歌丸(昨年81歳で死去)の後継者として、落語芸術協会(芸協)会長に内定している。ソフトな印象とは裏腹に剛腕との評判。城好きで知られる昇太だが、果たして落語会の信長になれるか!?

 関西の落語界は「上方落語協会」で一本化されているなか、東京はもともと古典中心の落語協会(落協)と、新作落語の芸協の二つの団体に分かれていた。そこにいまだ語りぐさの"大事件"が起きる。1978年ことだ。落協会長の柳家小さんが大量の若手を真打ちに昇進させたことに、名人とうたわれた三遊亭圓生が反発。落協を離脱して「落語三遊協会」を発足させた。ここに分裂の歴史が始まり、今では、落語三遊協会の流れをくむ「円楽一門会」、落協を脱退した立川談志が創設した「立川流」が加わり、全部で4団体の乱立状態に。
 昇太の頼みの綱が「笑点」の司会者という地位。番組関係者がこう明かす。
「大喜利のメンバーになれば、収入は大幅にアップ。一門の落語会のチケットの売れ行きにも影響するので、『笑点』は"金のなる木"なんです。利害が絡むだけに、4団体の統合は絶望視されていたんですが、78年の騒動を実体験として知らない昇太は他の団体ともうまくつきあっています」
 機運も熟していると見るのがベテランの演芸ライター。
「番組で昇太をいじっていた円楽も一目置く存在になっています。昇太が派閥の一本化を呼びかけたら耳を貸さないわけにはいかない。立川流は、談志さんが亡くなってから、それぞれが弟子を持って、一門のようなもの。派閥にはこだわっていません」
 令和の始まりに、昇太が東京の落語界の刷新を図ることを期待したい。
(本多圭)

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