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内田前監督ら懲戒解雇処分も...日大アメフット部処分解除せず

2018年8月19日号

 やはり元凶はボスか。日大アメリカンフットボール部の悪質なタックル問題で関東学生アメリカンフットボール連盟は7月31日、臨時理事会を開き、日大に科していた2018年度の公式試合出場資格停止処分を継続することを決めた。

 日大アメフット部が提出したチーム改善報告書を基に資格停止処分の早期解除を協議したが、検証委員会が出した「十分な改善が認められない」との答申を支持して、処分解除を見送ることにした。日大は秋のリーグ戦に出場できないことが決まり、全7戦不戦敗。1940年の創部以来79年目で初の下位リーグ降格が確定した。

 関東学連は同部がチーム改革に取り組む姿勢をある程度認めながらも、大学全体での改革案の策定、実施を不十分だと断じた。柿沢優二理事長(63)は「非常に残念な結果。日大のガバナンスに憤りを感じる」と述べた。この発言の背景には、日大の「ボス」である田中英寿理事長(71)が会見もせず、反省や再発防止策にも一切言及していない事実がある。検証委の報告によると、田中理事長が反省の弁とともに「トップダウンで改革を進めていく」などと積極的に動けば、結果が変わっていた可能性もあったという。
 田中理事長は同30日に開かれた日大の臨時理事会で、会見に臨むことを頑として受け入れなかったという。これでは全く非のない学生が気の毒だ。検証委の委員は「(ヒアリングで)学生たちの一生懸命な思いは伝わってきた」「大人たちがちゃんとやれば......。ツケを学生に回した」と話す。日大幹部は「監督を辞任させ、このぐらい再発防止策を出していれば大丈夫だろう」と楽観視していたらしい。
 田中理事長は大学のホームページに8月3日付で〈深くお詫(わ)びをいたします〉と初めて謝罪文を掲載したが、同時に理事長職にとどまる考えも示した。ボスはコトの深刻さを分かっているのだろうか。
(水木圭)

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