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平昌五輪の「オンリーワン」 羽生結弦 祝!異次元の金メダル 逆境乗り越えた「復活の舞」 銀メダル宇野昌磨「次は頂点へ」

2018年3月 4日号

◇W表彰台!

 日本男子がW表彰台――。平昌五輪フィギュアスケート男子日本代表の羽生結弦選手(23)が連覇を達成、宇野昌磨選手(20)も銀メダルを獲得した。右足首のけがを乗り越えて再び頂点に立った羽生の姿は「絶対王者」の風格にあふれ、堂々たる金メダルだった。

 日本に初の金メダルをもたらしたのは、やはりこの男だった。異次元の強さを見せつけて「絶対王者」がリンクに戻ってきた。
 平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート男子は2月16、17日に行われ、右足首のけがのため約4カ月ぶりの実戦復帰となった羽生結弦(23=ANA)がショートプログラム(SP)111・68点、フリー206・17点の計317・85点で優勝し、ソチ五輪に続き五輪男子66年ぶりの連覇を達成した。SP104・17点で3位だった宇野昌磨(20=トヨタ自動車)もフリーで202・73点を記録し計306・90点で銀メダルを獲得した。五輪フィギュアで2人が表彰台に並んだのは初めて。
 SPトップで迎えた17日のフリー。魔物を追い払うような映画「陰陽師」の「SEIMEI」に乗せて躍動した。羽生は最初の4回転サルコーを決めると4回転トーループ、3回転フリップを危なげなく跳び、4回転サルコーから3回転トーループの連続ジャンプも成功させた。終盤は疲れからか4回転トーループなど二つのジャンプで着氷が乱れる場面もあったが、痛めていた右足で耐え、歯を食いしばって転倒をこらえた。圧巻の演技を終えて大きく吠(ほ)えた羽生は金メダル獲得が決まった瞬間、控室で涙をあふれさせた。
 印象的だったのは演技後、汗まみれの顔でけがをしていた右足首をそっと撫(な)でた場面。「本当に右足が頑張ってくれたな、という感謝の気持ちしかなかった」「集中して、跳びたかったジャンプは跳べてよかった」と心情を打ち明けた。
 けがの状態はどこまで回復しているのか。長いブランクで試合勘やジャンプのタイミングは戻っているのか。注目されたのは16日のSPだった。昨年11月のNHK杯公式練習中に転倒し、右足首靱帯(じんたい)を損傷するアクシデント。1カ月ほどで復帰できると思われたが、骨にも影響が出たので大事を取り、氷上練習に戻るのが遅れた。やっと1カ月前にリンクに入った。羽生によると「トリプルアクセルを跳べるようになったのが3週間前、4回転が2週間か2週間半前」と、ぶっつけ本番の演技だった。
 ステップやスピンはともかく、踏み切りのタイミングや体の回転速度、不安を抱える右足への圧力の中でスムーズな着氷が求められるジャンプをきれいに決められるのか。関係者もファンも半信半疑だったに違いない。ところが、冒頭の4回転サルコーを見事に決めると、ジャンプの基礎点が1・1倍になる後半でトリプルアクセルを成功させ、4回転トーループから3回転トーループを連続で決めるコンビネーションジャンプも完璧に決めた。

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