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相撲協会を追い込む貴乃花の乱

2017年12月17日号

相撲協会を追い込む貴乃花の乱
第2幕 「日馬富士引退」の次 白鵬にも波及?

 横綱・日馬富士(33)の暴力問題は、日本相撲協会への引退届提出という決着をみた。だが、騒動が収束する気配はない。暴力を受けた前頭・貴ノ岩(27)の師匠、貴乃花親方(45)に不穏な動きがあるというのだ。「貴乃花の乱」はさらに過熱するのか。

 横綱の引退は人それぞれだが、ある種の美学が貫かれているものだ。11月29日の横綱・日馬富士の電撃的な引退も、潔さという点では歴代の横綱に負けなかったが、聞きようによっては持って行きようのない恨み節とも思える。
 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は、およそ150人もの報道陣が詰めかけ、テレビも生中継した引退会見でこう言って宙をにらんだ。
「(日馬富士が)酒癖が悪いとか、乱暴するとかいったことは、私自身、見たことも、聞いたこともない。今回、なぜこうなったのか、ただただ、不思議というか、残念です」
 さらに、こうも述べた。
「私は全部、筋道を通して、キチンとやってきました。(暴行事件を)知ってすぐに(相手側の貴乃花親方にも、相撲協会にも)謝罪しました。電話でもしました。キチンとやってきました」
 さらに異様だったのは、当事者の日馬富士の発言だ。被害者の前頭・貴ノ岩にはひと言も謝罪の言葉がなく、10月25日の夜、モンゴル会の2次会が行われた鳥取市内のラウンジで起こった暴行事件に初めて触れて、次のように語ったのだ。
「先輩横綱として、弟弟子の礼儀と礼節がなっていない(ときに)、それを正して、直して、教えていくのが先輩の義務だと思っています。(私は)弟弟子を叱ったが、彼を傷つけ、世間を騒がせてしまった。行き過ぎたことになってしまった」
 一時は「ビール瓶で殴った」などの情報や臆測が流れ、後に"凶器"がカラオケのリモコンと判明した暴行問題。ところが日馬富士は、誤った言動をした弟弟子をつかまえて兄弟子が指導しただけ、というごく単純な「同国人愛」の構図に描き直してみせたのだ。

 ◇「日馬富士の暴力を放置した」

 この師弟の恨みの矛先はどこに向けられているのか。暴行問題発生以来、周囲の声におよそ耳を貸さず、自らが属し、理事も務める日本相撲協会とも対決姿勢を見せてはばからない貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(元横綱)であることは明らかだ。
 理解できるわけではない貴ノ岩がうっかりハイと言えば、それでおしまいです

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