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史上初の「永世7冠」達成近い? 羽生棋聖が竜王戦で好スタート

2017年11月26日号

 将棋の羽生善治棋聖(47)が前人未到の大記録に挑戦している。羽生が竜王戦七番勝負でタイトルを奪取すれば永世竜王の資格を獲得し、永世称号の制度がある7棋戦ですべて永世資格を持つ史上初の「永世7冠」を達成することになるのだ。
 現在挑戦中の竜王戦の相手は、賞金約4300万円の同タイトルに滅法(めっぽう)強い渡辺明2冠(33)。3局を終えて羽生が2勝1敗でリードしている。羽生がタイトル奪取に成功すれば通算7期で渡辺とともに永世竜王の資格者となる。名人、棋王、王将、棋聖、王位、王座と合わせ、七つの永世資格を得ることになる。永世資格は引退後に襲名し、王座は名誉王座と称する。
 ちなみに永世資格は連続期、通算期などが条件。永世王位に至っては連続5期または通算10期以上が条件とハードルが高い。永世称号の資格者は過去10人。羽生の永世6冠に続き、5冠には大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人がいる。
 1996年に史上初の"同時7冠"を達成した羽生も、渡辺ら次世代の追い上げで今夏に王座を失い、現在は棋聖のタイトルのみ。往時の力が落ちたかと心配する向きもあるが、『将棋世界』の田名後健吾編集長はこう分析する。
「羽生さんの力が落ちているとするならば、竜王戦の挑戦者になれるはずもない。47歳にして第一線で活躍しているのはすごい。近年、コンピューターの影響で序盤技術が向上し、羽生さんは従来の定跡が通用しなくなって苦慮しているが、対応力は驚異的。永世7冠は十分期待できる」
 事実、羽生は名人位には史上初めて3度の復帰を遂げ、さらに7冠から1冠になった後も4冠へ戻すなど、見事な復活劇を演じてきた。「最近はAI(人工知能)研究にはまっている様子です」(羽生を知る元新聞記者)という衰えぬヒーローの大記録達成の瞬間が楽しみだ。
(粟野仁雄)

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