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 「2度の現役生活」ついに終止符 伊達公子が歩んだ「テニス人生」

2017年9月24日号

 引退会見が開かれた9月7日、東京・有明コロシアムに45社、130人もの報道陣が集まった。女子テニスで元世界ランキング4位の伊達公子(46)=エステティックTBC=が、「2度目の引退会見」を開いた。1996年11月に引退、長いブランクを経て2008年4月に37歳で現役復帰。その後もチャレンジを続けて「アラフォー女性の星」として活躍してきた。
 1989年3月に高校卒業後、プロに転向。94年全豪、95年全仏、96年ウィンブルドンでの4強は、4大大会での日本女子歴代最高で、95年11月には世界ランキング4位となった。武器は相手のショットがバウンドした直後に、強くスピンをかけて打ち返す「ライジングショット」。ツアー通算8勝を挙げて、164センチの小柄な日本人でも世界で通用することを証明した。
 96年に国別対抗戦のフェド杯で当時世界1位のシュテフィ・グラフを破り、同年のウィンブルドン準決勝でも激戦の末に惜敗。「やはり、グラフとの戦いが忘れられない」と振り返る伊達だが、真骨頂は最初の引退までの7年半より長い、現役復帰後の9年半だっただろう。「すべてがチャレンジだったが、それが楽しく、テニスが好きになった」と考えが変わった。39歳の全仏で14年ぶりに4大大会で白星を挙げ、世界50位以内までランキングも上げた。
 だが、昨年2月と4月に左ひざ半月板を手術。2001年に結婚したドイツ人レーサーのミハエル・クルムと昨年9月に離婚するなど大きな苦悩を抱えた。今年5月に公式戦に復帰したが、今度は古傷の右肩の痛みが再発してしまい、引退を決意した。
 2度目の現役生活最後の大会はジャパン女子オープン(東京有明テニスの森公園)。9月12日にシングルス1回戦に出場する予定だ。「やっぱりテニスが好き」と終始笑顔で引退会見を終えた伊達。万全の状態で試合に臨ませたかったが、大きな拍手で送ってあげたい。
(水木圭)

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