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大会最多6本塁打で「清原超え」 広陵・中村は「ドラフトの目玉」

2017年9月10日号

 花咲徳栄(埼玉)の初優勝で幕を下ろした第99回全国高校野球選手権(甲子園・8月23日決勝)。だが、大会の主役になったのは4度目の決勝でまたも優勝を逃した広陵(広島)の3番打者・中村奨成(しょうせい)捕手(3年)だった。
 中村は1985年に清原和博(PL学園)が記録した5本の大会最多本塁打を上回る6本塁打を放ち、大会最多打点17、大会最多塁打43と三つの大会新記録を樹立した。大会最多安打19、大会最多二塁打6もタイ記録で、夏の甲子園で高校野球ファンの注目を一身に浴びることとなった。
 中学時代から強肩強打の捕手として有名だった。広陵に進学して1年春から正捕手として活躍。今大会では猛打賞を5度記録するなど強烈な印象を残した。181センチ、78キロの体格で50メートル6秒0、遠投120メートルという身体能力の高さゆえ、プロのスカウトもずっとマークしていた。強肩、強打、俊足を兼ね備えた捕手など滅多(めった)にいるものではない。あるスカウトは「1年生の時から目をつけていた。今大会での活躍は、ドラフトで競合する確率が大きくなるのでちょっと痛い」と複雑な表情だ。
 中村は「優勝して記録にも記憶にも残る捕手になりたかった。この悔しさを糧に、プロの世界で頑張りたい」と、堂々のプロ宣言。捕手の素材としては大学、社会人を含めて「特A」にランクされるのは間違いない。県大会での成績が打率2割に届かず、2本塁打4打点と目立たなかったことを心配する声もある。決勝戦でも花咲徳栄の投手から3安打を放ったが、緩急をつけた投球に2三振を喫するもろさも見せた。
 それでも前出のスカウトは高評価を改める気はないという。「各球団で不足気味の捕手ということ、広角に打てることが魅力」と期待している。本塁打は左中間に3本、中堅に1本、右中間に2本。プロ入り後も適応力はありそうだ。じっくり育て上げる球団に行ってほしい。
(水木圭)

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