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もう「春の珍事」とは言わせない 楽天パ・リーグ首位快走のワケ

2017年6月 4日号

 開幕前の順位予想で評判が芳しくなかった楽天が、パ・リーグ首位争いを繰り広げている。スタートダッシュに成功した4月は「春の珍事」と見られていたが、5月に入ってからも勢いは衰えず、18日現在(以下、成績は同じ)25勝9敗で今季最多の貯金16まで膨らんだ。2位ソフトバンクに3ゲーム差、3位西武に6ゲーム差の首位をキープしている。
 快進撃の要因は投打がカバーし合って連敗しないこと。今季の連敗は4月19日の西武戦、21日のソフトバンク戦の2連敗だけ。そのほかの7敗はすべて次戦で勝利している。
 これは投手陣が踏ん張っていることを示すが、大きいのが岸の加入だ。精神的な負担が少なくなったエース則本が5勝1敗、岸が3勝0敗、美馬が4勝1敗、辛島が4勝2敗と先発ローテーションの投手だけで貯金12を稼いでいる。
 リリーフ陣も福山、森原、菅原が防御率0点台から1点台前半、ストッパーの松井裕が0・41で15セーブを挙げる安定性を誇る。
 打線ではペゲーロ、ウィーラー、アマダーと外国人選手を2~4番に据えたことが注目されたが、大卒2年目で1番を任された茂木が打率3割3分6厘、8本塁打の大活躍。2割9分5厘、8本塁打のペゲーロとともに「攻撃的な1、2番」を組んだことが奏功した。打率は低いが破壊力がある3、4番を挟んで、5~7番に固定した銀次、島内、岡島も高い打率で貢献している。
 2013年に24勝0敗だった怪物・田中将大投手を擁して優勝した楽天だが、田中が去った翌年からは戦力の薄さから6位、6位、5位......。今季も歯車が狂うと崩れてしまう危険性があり、戦力の厚いソフトバンクや西武の追い上げは必至だ。
 今後は適材適所の選手起用がうまい梨田監督の手腕の見せどころ。「就任1年目は選手を観察していた」という。近鉄、日本ハムでも2年目で優勝している。
(水木圭)

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