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 早実の「怪物」清宮、試練の春 センバツ敗退で「弱点」浮き彫り

2017年4月16日号

 果たしてプロで通用するのか? 不安を残して早々と怪物が甲子園を去った。
 今秋ドラフト1位候補だった高校通算79本塁打の清宮幸太郎一塁手(3年)を擁する早稲田実(東京)は、3月27日に行われた選抜高校野球2回戦で東海大福岡に8─11で敗れ、姿を消した。清宮は5打数2安打で打点0。4打数1安打だった1回戦の明徳義塾(高知)戦も含め打点はなく、本塁打もなかった。
 1回戦ではあと1アウトから相手の失策で逆転勝ちにつなげる粘りを見せた早実だったが、2回戦は反撃も一歩及ばず。清宮は「めちゃくちゃ悔しい。相手投手にうまく投げ分けられた。ツボにはまってしまったかな」と振り返ったように、東海大福岡の右サイドスロー安田大将投手(3年)にうまくタイミングを外された。安田の直球は120キロ台だが、絶妙にコントロールされた外角への変化球と内角高めの直球で抑え込んだ。
 第3打席の右中間への三塁打は、外野手が打球を見失ったもので、実質は1安打。この対決から清宮の欠点が浮き彫りにされた。典型的な「ローボールヒッター」で、インハイが苦手。特に横手から胸元に浮き上がってくるような直球は、バットの芯で捉えられない。逆に低めの球は、速いスイングと柔らかい手首の動きで、うまく拾える。インハイに切れる球を投げる投手の攻略が課題となる。
 この弱点を克服しないとプロでは難しい。さらにプロ入りへのネックとなるのが、一塁手というポジションだ。ここには守備に難があっても破壊力のある強打者がひしめいている。いくら人気があっても、一塁しか守れない高校生をドラフト1位で指名する球団があるかどうか。プロ入り後の成長を見込んでも、そこまで我慢できる球団があるのか疑問だ。
 夏に向かって再起を目指す清宮だが、今大会で弱点を知った各高校に打ち勝つのは難しそうだ。
(水木圭)

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