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映画監督の大友啓史氏らが選考 円谷プロ「金城哲夫賞」授賞式

2017年3月19日号

「ウルトラを超えろ。」と銘打った脚本賞は、新たな天才を生み出すのか。
 ドラマの企画・脚本を募集した「円谷プロダクションクリエイティブアワード 金城哲夫賞」の第1回授賞式が2月26日、東京都内のホテルで開かれた。
 50年ほど前に「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を世に送り出した円谷プロ。初代企画文芸室長の金城哲夫氏が、数々の秀作の脚本を執筆し、シリーズの根幹を作り上げた。その功績をたたえ、"明日の脚本家"を育てるのが同賞の意義。2月26日といえば、37歳で他界した金城氏の命日でもあった。
 審査員は、映画監督の大友啓史氏や小説家の田中芳樹氏、円谷プロの大岡新一社長ら5人。大岡社長によると、5人は「金城さんは明朗なエンターテインメント作品を生んだ。しっかりとしたテーマの内包が前提になるが、突き抜けた明るさが欲しい」と意気込み、選考に臨んだという。
 応募は計615作品。大賞は伊藤公志氏の「呼んだのはそっちだぞ」、佳作には福間一氏の「説子の宇宙戦争」と加藤公平氏の「命替師(たまがえし)」が選ばれた。
 大賞作は、画期的な通信方法を開発した主人公の〈宇宙航空研究開発機構の研究員〉が、地球外の知的生命体に向けメッセージを送ると、すぐに「2日後に来訪する」と連絡が届き、〈地球政府〉が大慌てする――という物語。テレビ朝日「ドラえもん」で脚本も担当する伊藤氏が話す。
「迷いの末にできた作品なので、金城先生の名を冠した賞に恥じないものであればよいと思っています」
 また、授賞式では、円谷プロで美術担当として辣腕(らつわん)をふるった成田亨氏を記念したデザイン賞「成田亨賞」の創設が発表された。成田氏はウルトラマン、ウルトラセブン、バルタン星人といったキャラクターを半世紀前にデザインした人物。過去を見直し、前進しようとする、円谷プロの「本気度」が際立つ授賞式だった。
(安西伸一)

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