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4大陸選手権で羽生結弦敗れる ライバル出現でさらなる進化も

2017年3月12日号

 五輪連覇を狙う「王者」が、納得と悔しさが入り交じったような表情を見せた。
 来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪テスト大会として開かれたフィギュアスケート4大陸選手権(韓国・江陵(カンヌン))で、2月19日の最終日に男子フリーが行われた。羽生結弦(22)=ANA=はフリー1位となる206・67点を出したがショートプログラム(SP)首位だったネーサン・チェン(17)=米国=に届かず、合計303・71点の2位だった。チェンは合計307・46点で、国際大会史上初めて上位2人が300点台を出すハイレベルな戦いだった。
 SPで4回転サルコーに失敗して3位と出遅れた羽生は、フリーでも後半、3本目の4回転となるサルコーからの連続ジャンプが2回転になる失敗。だが、ここから見事なリカバリーを見せた。4回転トーループを決め、予定になかった4回転トーループからの連続ジャンプに変更して高得点につなげた。羽生が4回転ジャンプを4度成功させたのは初めてだった。
 この機転と攻めの姿勢を引き出したのは、4回転を武器に17歳で急成長してきたチェンの存在だ。高得点の羽生の直後。最終滑走の重圧にもかかわらず、史上初の4回転5本すべてに成功する演技を見せた。チェンの4回転ジャンプの確実性を見通したからこそ、4回転3本では勝てないと思ったに違いない。
「すごく挑戦的にやった。ネーサン(チェン)が自分の限界を引き上げてくれることは間違いない」との羽生の言葉からも、意識し始めたライバルの存在の大きさが分かる。
 男子フィギュアは4回転の難度、精度を争う「4回転新時代」に突入した。「練習では4回転4本が決まっていたので、試合で出せなかった悔しさもある。まだ自分の演技は完成していない」と羽生。持てる力を出していたら優勝していたに違いない。さらなるレベルアップを目指す羽生に限界はない。
(水木圭)

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