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女子ジャンプW杯で通算53勝目 高梨沙羅が挑む「次の目標」とは

2017年3月 5日号

 1年後に迫った平昌(ピョンチャン)冬季五輪の舞台で高梨沙羅(20)=クラレ=がワールドカップ(W杯)ジャンプ今季9勝目、通算53勝目を挙げ、男子のシュリーレンツァウアー(オーストリア)の歴代最多記録と並んだ。前日2位で2季連続4度目の個人総合優勝を決めていた高梨は、2月16日のW杯女子個人第18戦、1本目99・5メートルで2位につけ、スタートゲートを2段下げた2本目に97メートル、合計215・1点で逆転優勝した。
 17、18戦が行われた平昌・アルペンシアリゾートは、平昌五輪のジャンプ会場。本番と同じジャンプ台で2位、1位と好成績を残したことは大きな自信となる。「まさか勝てるとは思っていなかったので、複雑な気持ちです」と控えめだったが、落ち着いた表情と集中力からは成長が感じられる。強風でゲート設定が変わったり中断が何度もあった2日間、高梨は一度も焦った顔を見せなかった。試合になると緊張して声もかけられず、4位に終わったソチ五輪の頃とは全く違う。
 環境の変化への対応力も高くなってきた。風の変化によってフォームを修正、台から飛び出すタイミングの修正も絶妙だ。今大会1日目では助走スピードが伸びないことに悩んでいたが、日本に残った父・寛也さん(49)との電話でスキー板を替えることを決断し、抵抗が少なく滑りやすい板に替えて奏功した。
 まだ89戦で53勝とは、群を抜いた記録だ。ジャンプ選手としてのピークは20代後半。今後が楽しみだ。2月22日開幕の世界選手権では、個人戦でメダルを取っていない。W杯総合優勝4度もすごい記録だが、「不動の世界一」の称号を得るには世界選手権と五輪の金メダルがほしい。この大会で連日1、2位を分け合い、今季4勝を挙げている伊藤有希(22)=土屋ホーム=の台頭もいい刺激になっている。平昌五輪でのワンツーフィニッシュも期待できそうだ。
(水木圭)

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