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MVPとベストナインで「3冠」 「二刀流」日本ハム・大谷の実力

2016年12月18日号

 今年のプロ野球は二刀流、異次元の3冠・大谷フィーバーで幕を閉じた。日本ハムを日本一に導いた大谷翔平(22)が投手と指名打者(DH)で史上初のベストナインダブル受賞、最優秀選手(MVP)も獲得した。投打とも規定投球回、規定打席に届かなかったが、「投手・1番」で先発して初球先頭打者本塁打を放つなど、投手として打席に入る「リアル二刀流」でも活躍して大きな存在感を示した。
 投手で21試合に登板し10勝4敗、投球回数140、防御率1・86、174奪三振。打者としては104試合で打率3割2分2厘、22本塁打、67打点。優勝への貢献度が最大のポイントとなるMVP受賞は、投打合わせての活躍を考えると妥当だろう。記者投票で決められるが、この得票結果も規格外。投票した254人のうち253人が1位で、残る1人も2位票を投じた。
 注目されたのがベストナインだった。規定投球回に達しない先発投手の受賞は史上初だが、あと3イニング投げていれば規定に達して最優秀防御率を獲得していたので、納得できる。打撃は3冠には大きく及ばなかったが、出場試合の制約を考えれば素晴らしい数字。DH部門に有力な候補がいなかったことも、大谷に有利に働いた。
 それよりもまず、周りが既に「二刀流」の成功を歓迎するムードに傾いていた。昨季までは複数ポジションでの重複投票は認められなかったが、今季から投手と野手、投手とDHの重複投票が認められるように投票規定が変更された。それはもちろん、大谷の活躍があってのことだ。
 大谷は「どちらも規定に届かなかったので、選ばれると思っていなかった」と恐縮気味だったが、メディアから見れば日本最速を更新する165キロ、ドーム天井弾など数々の話題を提供してくれたヒーロー。これも実力だ。
(水木圭)

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