スポーツ・芸能詳細

イチオシ
loading...

錦織が世界ランク5位 止まらない「進化」と来季の課題

2016年12月11日号

世界ランク5位で今季公式戦を終えた男子テニスの錦織圭(26)は「結果的に見れば一番いい年だった。毎年どんどんよくなっている」と振り返った。進化を続ける錦織は今後、どこまで伸びる可能性があるのだろうか。
 今季最終戦となった11月19日のATPツアー・ファイナル準決勝で、世界ランク2位のジョコビッチ(セルビア)に1―6、1―6と完敗し「あまりいい終わり方ではなかったので......」と言いながらも、「5位で終わることができたのは価値がある。チャンスがあれば4位や3位に上がっていける圏内にいると思う」と自信を見せた。
 今季の錦織は自己最多の年間58勝を挙げ、リオ五輪では日本勢96年ぶりとなる銅メダルを獲得、9月の全米オープンでは現在1位のマリー(英国)を破って4強入りするなど、安定した力を見せて昨年の8位から浮上した。マリーが「ケイは広角に打ち分けるショットがうまい」と脱帽するほど、多彩なショットとフットワークが持ち味。ストローク戦に加え、積極的に前に出るネットプレーも効果的だ。
 課題は体力面と精神面。身長178センチの錦織に比べ、ファイナルに出場したほかの7人の平均身長は191センチだ。それほどエースを取れないため、どうしてもストローク戦に持ち込んで前後左右に走り回ることになる。今季も脇腹痛や臀部(でんぶ)痛などで何度か途中棄権している。激しい動きのダメージも大きく、スタミナの不安が消えない。
 マリー、ジョコビッチ、ラオニッチ(カナダ)のトップ3は、ここが勝機と見るとスーパーショットを連発してくる。錦織はブレークポイントやセットポイントなど大きな勝負どころでの凡ミスが目立つ。集中力に欠けてくるのも、体力と関係あるかもしれない。
「来季は大きな大会で優勝を狙いたい」との願いは、課題の修正にかかっている。全豪、全仏、全英、全米の4大大会制覇まで、あと一歩だ。
(水木圭)

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    黒田福美 女優・エッセイスト

    2017年11月19日号

    阿木燿子の艶もたけなわ 178   芸能界きっての韓国通として知られる女優の黒田福美...

コラム