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ミラクルDeNA初のCS進出 ラミレス監督「我慢の采配」実る

2016年10月 9日号

 25年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた広島に続き、いま、横浜が燃えている。ここ10年間BクラスだったDeNAが、球団史上初のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めたのだ。昨年最下位で大補強もせず、開幕前の下馬評でも期待されなかった「お荷物チーム」が一気に躍進した原動力は何だったのか。
 今季、中畑前監督から指揮を引き継いだラミレス新監督(41)は「開幕直後は、誰もウチがAクラスになるとは思っていなかっただろう。ものすごくホッとしている」と素直に喜んだ。3、4月の成績は9勝18敗2分け。5月下旬まで最下位だった。それでも指揮官は「まず1勝。一つ勝ったら次の1勝」と、焦らずに我慢の戦いを続けた。
 レギュラーが固定できたのもよかったが、これも我慢。投手陣も野手陣も、失敗しても使い続けた。
 その結果、投手陣では右腕の山口、井納、左腕の石田、ルーキー今永が先発ローテーションに定着し、中継ぎ陣の須田、田中、三上らからストッパーの山崎康につなぐ形ができ上がった。ロペス、筒香(つつごう)、宮崎を打線の軸に据え、正捕手に新人の戸柱を起用してセンター桑原、ショート倉本のセンターラインを固定した。特に開幕から不調が続いたロペスは起用に応えて終盤、勝負どころで活躍し、8月は失敗が目立った山崎康も短期間で守護神に復帰した。
 ファン拡大には、5年前に球団経営を引き継いだ親会社の努力も大きい。本拠地・横浜スタジアムと球団の経営を一体化させ、ファンサービスにも力を入れた。成績不振にもかかわらず観客動員数は右肩上がりで増え続け、今季は日本一を達成した1998年の球団記録を更新した。
 CS進出を決めた巨人、広島とは今季、互角の戦績だ。「ハマの番長」三浦大輔(42)の引退表明もナインの士気を上げていることだろう。短期決戦なら、一気に日本一の期待もかかる。
(水木圭)

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