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白鵬10年ぶり全休で好機到来!? 30歳稀勢の里"綱取り"の正念場

2016年9月25日号

史上3人目の通算1000勝まであと3勝に迫っていた横綱白鵬(31)=宮城野=が、けがのため秋場所(11日初日、両国国技館)を全休することになった。全休は2007年名古屋場所での横綱昇進後初めてで、大関時代の06年九州場所以来のこと。
 白鵬は7月の名古屋場所で右足親指を負傷。治りきらないまま参加した8月の夏巡業で、患部をかばったため古傷の左膝痛を再発した上、右足首にも炎症を起こした。夏巡業を休めばよかったのかもしれないが、「巡業を04年の初場所後から一度も休んだことがない。それが私の誇り」という横綱としてのプライドもあり、参加を強行した。
「ファンの方々に申し訳ない気持ち。秋巡業、九州場所とあるので、それまでに完治するよう治療に励んで心と体を整理したい」(白鵬)
 年齢による体への影響について聞かれると「少し20代と違ってきたのかなと感じるところもある」と、珍しく弱気な発言も。今場所は3場所連続で大関稀勢の里の綱取りがかかるが、白鵬は「チャンスをものにしてもらいたい。今回は戦うのではなく、応援に変えていきたい。4横綱時代が始まるとね」とエールを送った。
 さて、エールを送られた稀勢の里は「白鵬全休」で有利になるのだろうか。
 毎場所優勝候補筆頭に挙がる白鵬との対戦がなくなるのはありがたいが、それは他の力士も同じこと。特に鶴竜、日馬富士の2横綱は存在感を示す必要がある。鶴竜は「しっかり頑張らないと。必死の思いで責任を果たさなければならない」と、横綱の意地を前面に押し出す発言。積極的に出稽古に赴いている稀勢の里だが、「ここ一番」に弱く、いつも白星が一つ足りない。
 稀勢の里も、もう30歳。上位と当たる前に、悪癖である格下への取りこぼしが出なければいいが。
(水木圭)

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