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トヨタ子会社化が"足かせ"に!? J1名古屋「遅すぎた」監督交代

2016年9月11日号

 あまりにも遅すぎた決断だった。サッカーJ1の名古屋グランパスは8月23日、成績不振を理由に今季就任したばかりの小倉隆史GM兼監督(43)の休養を発表した。
 クラブ側が勧告したもので事実上の解任といえる。後任はアシスタントコーチのボスコ・ジュロブスキー氏(54)だが、J2降格圏に低迷している名古屋を立て直すことができるだろうか。
 指導者の経験がない小倉監督の起用は、当初から不安視する声が上がっていた。
 第1ステージはFWを生かすシンプルなサッカーでまずまずの滑り出しだったが、各クラブに研究されると通用しなくなった。第1ステージは14位と低迷、第2ステージに入っても2分け7敗で年間順位16位の降格圏内でもがいている(成績は8月26日現在)。
 小倉監督は「このような状況を招いてしまい、本当に申し訳なく思っている」と反省の弁を残したが、J1に残留するには、15位甲府との勝ち点差7を残り8試合でひっくり返さなければならない。
 現在の名古屋にそんな力があるかどうか、成績から見て極めて厳しい。名古屋が最後に勝ったのは5月4日の横浜M戦。17戦未勝利はクラブワースト記録で、第2ステージ9試合の得点が2、失点が17というもはや崩壊状態の現状では、カンフル剤が効くかどうか怪しいものだ。
 1993年のJリーグ元年から長年、J1で戦い続けてきた名古屋が初降格するとなれば大問題。それなのに、ここまで動かなかったのは、トヨタ自動車の子会社化したことが大きかっただろう。小倉氏就任も親会社の意向を受け入れたものだったし、何度かあった解任の機会にもトヨタ側がOKしなかったという。
 後任のジュロブスキー監督は「選手に自信を取り戻したい。彼の闘争精神が必要」と昨季退団したDF田中マルクス闘莉王(35)の復帰を決定した。J1残留の道をこじ開けられるか。
(水木圭)

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