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ラジオからあふれ出る「青春」 深夜放送の思い出を今秋再び

2016年7月17日号

 1960年代後半に始まり、70年代には若者文化の担い手の一つとなった深夜放送。最新の音楽・風俗情報の発信源でもあったが、それ以上にパーソナリティー(当時はディスク・ジョッキー=DJという呼称が一般的だった)とリスナー、そしてリスナー同士の交流が楽しかった。
 1枚のハガキに思いを込めて喜びや悲しみを綴(つづ)り、番組の求めに応じてギャグや面白話を投稿する。リスナーはラジオから流れる、それらを読み上げるDJの声にほほ笑み、涙し、爆笑した。
 その主な舞台となったのが、TBSラジオ「パックインミュージック」、文化放送「セイ!ヤング」、そしてニッポン放送「オールナイトニッポン」だ。70年9月には、上記3局とラジオ関東(現アール・エフ・ラジオ日本)がタッグを組み、日比谷野外音楽堂で「深夜放送まつり」が開催された。今も、往時のファンの語り草となっている。
 それから46年、今年の秋分の日(9月22日)に、伝説のイベントがよみがえる。その名も「オトナフェス 深夜放送まつり」。そう、昨今、大きなイベントは"フェス"なのだ。多くのフェスは野外での座り込み、オトナにはツライ。だが今回は屋内で椅子席。オールドファンに優しい。
 出演はさだまさし、南こうせつ、森山良子、由紀さおり他、番組に関わったミュージシャンたち。加えて、かつて3局の深夜放送を彩った"レジェンドDJ"たちも駆けつける予定という。懐かしい音楽と思い出の声の競演が楽しめそうだ。さだまさし氏はフェス開催にあたってこんなコメントを寄せている。
「ラジオは、パーソナリティーとリスナーの絶大な信頼関係で成り立つもの。今回も、そういうイベントにしたいと思います」
 あの時代の真摯(しんし)で愉快な夜の気分を、もう一度味わえるひとときになりそうだ。
(小出和明)

会場:幕張メッセ(13時開演、18時終演予定。S席=9800円)問い合わせ:ディスクガレージ 電話050-5533-0888

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