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「笑点」メンバーの"ギャラ" から見えてくる落語家の惨状

2016年6月26日号

 今年で放送50周年を迎えた日曜日夕方の「笑点」(日本テレビ)。人気番組だけに大喜利メンバーになると"地方営業のギャラ"も跳ね上がるという。
「桂歌丸(79)に代わって6代目の司会が春風亭昇太(56)になりましたが、彼に決まるまで誰がなるかでメンバーの腹の探り合いがあったそうです。地方営業のギャラに影響するからですよ」(寄席関係者)
 今や、国民的番組といわれる「笑点」は月2回の収録。司会だった歌丸のギャラは最も高くて2回分で80万円、円楽をはじめ6人のメンバーは60万円と囁(ささや)かれている。
「それほどもらっていませんよ。しかし、大喜利メンバーは地方営業の恩恵にあずかることができるんです」
 と明かすのは興行関係者。
「一般的に人気がある落語家でも地方営業のギャラは10万円から20万円が相場です。ところが、司会を務めた歌丸の地方営業でのギャラは100万円とも言われていました。しかもテレビに出ていることで営業の依頼が殺到する。歌丸は元気な頃なら月20本の営業をこなしていました。単純計算すると年収は1億円以上になります」(同)
 歌丸ほどではないが、他のメンバーの営業のギャラも推して知るべし。個人だけではない。同じ一門の落語家をセットにして公演会を開けばチケットは飛ぶように売れ、一公演で1000万円はあるという。
「落語家は真打ちになっても寄席のギャラでは食べていけません。バブル崩壊以降、タニマチもいなくなった。カミさんに食わしてもらっているか、副業で食べている噺家(はなしか)がほとんど。それだけに『笑点』のメンバーになることは夢なんです」(番組関係者)
 お笑い関係者は「だから、メンバーは『笑点』にしがみついているんです。一門の落語家を入れたいと虎視眈々(たんたん)と狙ってますよ」と言う。
『笑点』人気の"陰"には、落語家たちの"惨状"が見えてくる。
(本多圭)

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