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レスター133年目の"超常現象" 「堅守速攻」岡崎慎司の存在感

2016年5月22日号

世界中が「英国サッカー史上最大の奇跡が起こった」と驚いた。5月2日、イングランド・プレミアリーグで日本代表FW岡崎慎司(30)の所属するレスターが創設133年目にして初優勝を決めた。
 昨季は降格危機から辛うじて残留、20クラブ中で年俸総額が17位、開幕前の優勝オッズは5001倍だった"超大穴"。岡崎は攻守で献身的な働きを見せ、番狂わせの主役の一人と称(たた)えられた。
 1992~93年シーズンに発足したプレミアリーグ。過去23シーズンの優勝はマンチェスターU13度、チェルシー4度、アーセナル3度、マンチェスターC2度、ブラックバーン1度の5クラブだけ。いずれも優勝前季は3位以内だった。2部から11季ぶりに復帰したばかりの昨季、降格争いの末に14位に終わったレスターの優勝が、いかに異例かが分かる。5001倍のオッズをつけたブックメーカーも「絶対にあり得ない"超常現象"との位置付け」という。
 だが、浮上の兆候がなかったわけではない。昨季の残留は最下位から、残り9試合に7勝して逆転したもの。堅い守りからボールを奪い、速攻につなげるシンプルで組織的な戦術と、豊富な運動量が勝ち点を積み上げていった。優勝までの成績は22勝3敗11分けで勝ち点77。ゴールを量産したFWバーディー、MFマフレズ、リーグ最高のインターセプトを誇るMFカンテの活躍が目立ったが、岡崎の貢献も大きい。
 ドイツ・マインツから今季移籍した岡崎は優勝決定まで5得点だが、FWでありながら相手のボールを追い回し、ピッチを走り回って攻守どこにでも参加する。その存在感は、チームの「堅守速攻」にマッチしたようだ。プロ12年目で初のリーグ優勝を経験した岡崎は「自分がいたから優勝できたとは思わない。もっと上に行けると感じている」と、新たな可能性に挑戦し続ける。
(水木圭)

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