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香川「好不調の波」抜け出すか 光る2発で「W杯最終予選」へ

2016年4月17日号

 不振だった香川が2発、首位で最終予選進出―。
 サッカー男子日本代表は3月29日に行われた2018年W杯ロシア大会アジア2次予選のシリア戦に5―0で完勝、8試合を7勝1分け、勝ち点22の1位で突破した。9月の最終予選は6チームずつ2組に分かれて争い、各組上位2チームが出場権を獲得する。
 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング56位の日本と123位のシリアでは順当な結果だろうが、前半オウンゴールで1―0の折り返しでは物足りなかったかもしれない。
 前半の攻撃は鮮やかだった。リズムよくパスを回し、選手もボールも動き続けた。本田、岡崎、宇佐美のFW陣とトップ下の香川が連係してパスを素早くつなぎ、ゴール前に攻め上がる。何度も決定機をつくったが、シュートが決まらなかった。
 後半21分、DFと競り合った本田の浮き球のパスをゴール前の香川が胸でトラップ、体を反転させ左足ボレーで貴重な追加点。同41分には本田のゴールをアシスト、同45分にはこの日2点目を決め、2得点1アシストの活躍を見せた。エースナンバー「10」を背負いながら、最近不振だった27歳。この試合のように力を出し切れば、チームを牽引(けんいん)する存在となる。だが、好不調の波がハリルホジッチ監督には不満だ。
 前線で頼れるのは本田と岡崎。トップ下は清武、原口らと競わせている。所属するドルトムントでは、不調から出番を減らされた。指揮官は以前から「所属クラブでレギュラーとしてプレーし続け、いいパフォーマンスを維持することが日本代表には大事」と求め続けてきた。それを意識してか、試合後、香川は「もっと結果を残さないといけない立場なので」と謙虚だった。
 この試合で見せた積極性を欧州の強豪クラブでも発揮して信頼されなければ、まだ日本代表の中心として認知されない存在だ。
(水木圭)

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