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社会 京都の日本人宿泊数8割回復 それでも客室不足の心配なし

2020年11月29日号

 京都の宿泊客数が回復している。京都市観光協会の調べでは、9月中に市内の主要64ホテルに泊まった日本人客数は、前年同月比23・9%減にとどまった(延べ宿泊客数ベース、以下同じ)。8月と比べると、24・3ポイントもの改善だ。

 筆者が京都を訪れた11月9日、神護寺(右京区高雄)のもみじは真っ赤に色づき、平日にもかかわらずかなりの人出があった。

 嵐山に近い鈴虫寺(正式には華厳寺、西京区)では、分かりやすい説法を聴くために多くのカップルが列をなしていた。説法が始まる前、集まった人に「どちらから?」と尋ねると、埼玉県、福岡県、鹿児島県といった遠方の地名が返ってきた。「GoToトラベル」の効果が垣間見える。

 外国人はほとんど見ない。「ここは日本か」と思うほど、外国人が多かった感染拡大前とは大違いだ。京都市観光協会によると、9月の外国人宿泊客数は前年同月比99・7%減だった。ほぼゼロの状態が6カ月間続いている。日本人と外国人を合わせた宿泊客数は昨年9月の4割に満たない。同協会は10月の動向をこう説明する。

「入国制限が続いており、外国人客は9月と変わらないでしょう。10月中は9月とは違って大型連休がなかった一方、東京都民がGoToトラベルを使えるようになったことで、国内客は少し増加するのではないか」(マーケティング課)

 11月下旬の3連休は紅葉真っ盛り。地元観光関係者は観光客が一段と増えると期待するが、そうなったとしても客室が足りなくなる心配は要らない。というのも、訪日客を当てにして異常なまでのホテル建設ラッシュが続いてきたからだ。京都市によれば、旅館・ホテルの客室数は2014年から19年にかけて38%、簡易宿所も含めると83%も増えた。

 むしろ感染〝第3波〟のほうが影響が大きいだろう。

(粟野仁雄)

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