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コロナ緊急事態宣言 命を救う最新7大知見

2020年4月19日号

 新型コロナウイルスにどうやって感染するのか。どんな症状が出るのか。どう治療するのか。世界が正常化するには何が必要なのか。命を救うには、最新情報を知っておくことだ。医療の専門家や医療機器メーカーに聞いた七つの知見をお届けする。

 1 症状

 新型コロナウイルスに感染した人が示す典型的な症状は発熱、全身の倦怠(けんたい)感、せきなどの呼吸器症状だ。名古屋大大学院医学系研究科の八木哲也教授(臨床感染統御学)が説明する。

「下痢など消化管の症状が表れる方もいます。発熱や息苦しさなどの症状が数日続くようなら、接触者相談センターに連絡して指示を仰いでください」

 味覚や嗅覚の障害も表れる。陽性が判明したプロ野球阪神の藤浪晋太郎投手(25)が体調の異変に気付いたのは「みそ汁の味がしない」「コーヒーの匂いを感じない」といった味覚や嗅覚の変化がきっかけだった。お笑いタレント「森三中」の黒沢かずこさん(41)も、同じ異変を感じて検査を受けたところ、感染が判明した。

「どういう仕組みで味覚や嗅覚の障害が起きるのかは、まだ解明されていません。一般的に花粉症の人が鼻が詰まって嗅覚障害になることがあるし、他のウイルスの感染症でもそうした障害は起こり得ます。他の要因が考えにくい人が味覚や嗅覚に異常を感じたら、新型コロナ感染症も原因の一つとして考える必要があるでしょう」(八木氏)

 伊ミラノ大の研究チームによると、感染者の3割以上に味覚か嗅覚に異常が認められるという。また、英キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームは「4万人以上の陽性患者のうち、6割に味覚や嗅覚の障害があったことが分かった」とする調査研究をまとめた。

 2 感染

 新型コロナに感染する経路は主に二つある。一つ目は感染者のくしゃみ、せき、つばといった飛沫(ひまつ)とともにウイルスが飛び散り、それを他人が口や鼻から吸い込む飛沫感染。二つ目は感染者がくしゃみやせきを手で押さえ、その手に付いたウイルスを他人が触り、その人の口や鼻から体内に入る接触感染だ。

 ナビタスクリニック新宿(東京都新宿区)の濱木珠恵院長は、「飛沫より細かいエアロゾルという粒子でも感染する場合がある」という考え方があるとして、こう解説する。

「エアロゾル感染を防ぐために重要なことは、部屋を換気し、人混みを避け、他人との距離を保つ『ソーシャル・ディスタンシング』をすることです。他人と少なくとも2㍍の距離を取る必要があります」

 前出の八木氏は、意外な盲点を指摘する。

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