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昭和から令和の少女たちを魅了 『なかよし』創刊65年で原画250点

2019年11月10日号

 『なかよし』(講談社)といえば現存するマンガ誌で最も長い歴史を持ち、数々の人気作品が少女たちを魅了してきた。創刊65周年を記念して東京都文京区の弥生美術館で開かれている「なかよし」展は、入れ替えを含めて約250点に上る原画が展示されるなど最大規模だ。

 創刊号は1954年12月。この頃は手塚治虫の『リボンの騎士』が目玉だったが、絵物語や小説、芸能記事もある総合誌だった。そこでは逆境にも負けない少女像が描かれた。60年代に入ると女性漫画家が台頭し、恋愛の要素が加味される。
 70年代には絵物語がなくなり、"不幸もの"や"ギャグ漫画"からラブコメなどにシフトしていく。『キャンディ・キャンディ』は75年4月号からの連載。80年代の看板作家はあさぎり夕で、メルヘンチックな作品や等身大のラブストーリーが流れを作った。90年代には戦う少女たちが出てくる。92年から『美少女戦士セーラームーン』の連載が始まり、93年9月号が200万部突破のピークとなった。
 同館の外舘(とだて)惠子学芸員は当時小学高学年で、「毎月の発売が楽しみでした。テーマは魔法、変身、冒険、友情、恋愛、恐怖とさまざまで、単調で思うようにいかない少女時代には"心の栄養剤"でしたね」と振り返る。
 毎号の付録も人気だった。初期はレターセットやバッグなど紙製品が定番。70年代はアイドルのブロマイドなども。80年代後半からは材質・形態が規制緩和された。「トランプやノート、透明のプールバッグがお気に入りでした。21世紀になると、財布や時計、シャープペンシルなどの本格派の付録も目立つようになります」(外舘さん)
 少女の楽しみの足跡をたどるように展示されており、興趣は尽きない。そのせいか、売店では"元少女たち"がオリジナルグッズをまとめ買いする姿が目立つそうな。12月25日まで。(南條廣介)

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