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文科省の大醜聞 エリート文科次官候補・佐野太前局長と東京医科大の"根腐れ" 裏口入学の"闇"きわまれり!

2018年7月22日号

 大学入試の不正防止を呼びかけてきた文部科学省。その幹部が、東京医科大へ便宜を図った見返りに息子を「裏口入学」させたとして、受託収賄容疑で逮捕された。坊主の不信心とはまさにこのこと。エリート官僚と名門医大の"呆れた大醜聞"の深層に迫る。

「日本の教育を担う文科省幹部がおごり高ぶり、不可侵であるべき入試の公平性を自分の子供のためにねじ曲げた。全国の学生をバカにする最悪の行為です」
 こう語気を強めるのは元文科官僚で京都造形芸術大客員教授の寺脇研氏。OBを憤らせる一大不祥事は、どのように行われたのか。
 東京地検特捜部は7月4日、文科省の前科学技術・学術政策局長、佐野太容疑者(58)を受託収賄容疑で逮捕した。永田町関係者がその人物像を明かす。
「早大大学院理工学研究科修了後の1985年4月に科学技術庁に入省。2001年の省庁再編後は、高等教育局の主任大学改革官や同局私学部参事官など教育畑の要職を歩み、将来の事務次官候補の一人でした」
 華麗な経歴だが、逮捕容疑はあまりにお粗末だ。17年5月、独自の事業や研究を進める大学を支援する「私立大学研究ブランディング事業」の対象校に選定してほしいと東京医科大関係者が佐野容疑者に依頼。働きかけが功を奏したのか、同大は同年11月に対象校に選ばれ、5年間にわたり国から助成金を受け取ることが決まった。17年度は3500万円を受領した。
 佐野容疑者は18年2月、事業認定の謝礼と知りながら、東京医科大を受験した息子の点数を加算してもらい、合格させてもらった疑いが持たれている。その佐野容疑者はなかなかの野心家だったという。明かすのは山梨県の政界関係者だ。
「山梨県塩山市(現・甲州市)出身で、出向で山梨大副学長をしていた時期もある。県人会にもこまめに顔を出し存在感を示していたよ。15年1月の山梨県知事選では、保守系候補として名前が挙がった。結束力の強いことで知られる県立日川高の同窓会では、熱烈な郷土愛を語り、本人も相当意識している様子だったね」
 ところが、である。出馬は実現しなかった。
「佐野容疑者は小杉隆元文部相の娘婿。小杉氏の妻は支援者から多額のカネを騙(だま)し取ったとして10年に詐欺で逮捕された経緯がある。そのいきさつに絡む怪文書がばらまかれるともささやかれ、決断しきれなかったようだ」
 一方の裏口入学を受け入れた東京医科大とはどんな大学なのか。「医学部予備校ACE Academy」の高梨裕介塾長が解説する。
「私大では、東京医科大より上のレベルは慶應大医学部ぐらいで、トップクラスの医大です」

 ◇医大"習近平"と野心家の結託

 その難関医大で、高級官僚の子弟を不正に合格させていた工作には、臼井正彦理事長(77)と鈴木衛学長(69)のツートップの関与が明らかになりつつある。

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