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ポスト安倍候補・石破茂 安倍政治に直言 なぜ「加計理事長」は表に出てこないのか!

2018年7月 1日号

▼国民の信頼を失ったままではマトモな政策は実行できない

▼納得できない「柳瀬・参考人招致」

▼オカシイと指摘すると「後ろから弾を撃つな」と言う今の自民党  新潟県知事選の勝利で「安倍3選に追い風」との声も出たが、加計問題を巡る疑惑解明は進まないまま。国民の疑念を無視して政権を続けていいはずがない。なぜ学園の加計孝太郎理事長は表に出てこないのか。ポスト安倍候補の石破茂氏が安倍政治に直言する。

 うやむやな幕引きを図りたい政権の心中とは裏腹に、加計(かけ)学園の獣医学部新設を巡る疑惑には多くの国民が猜疑(さいぎ)の目を向け続けている。首相のお友達が優遇された疑いは、濃くはなれども薄まってなどいない。
 毎日新聞の世論調査(5月26、27日実施)では「学園の構想を知ったのは(今治市の獣医学部新設が国家戦略特区に認定された)2017年1月」という安倍晋三首相の説明が「信用できない」という回答が70%に及んだ。首相自らが「割と電話で話している相手」と認め「腹心の友」とまで言い切る人物が取り組む一大事業を、知らなかったはずがないというのが、世間一般の受け止め方なのだ。
 一連の疑惑のうち、最たるものが、15年2月25日に学園の加計孝太郎理事長が安倍首相と面会し、獣医学部構想を話したと愛媛県の公文書に記載されていた問題。5月21日に国会に提出されたこの文書は、「加計氏からの相談や依頼はない」という首相答弁と矛盾する内容だが、納得のいく説明はいまだにない。
 首相は「首相動静」と「官邸の入館記録」を盾に面会を即座に否定したものの、根拠は薄弱。官邸の入館記録はすでに破棄され確認ができず、首相動静に載らない面会もあるからだ。
 学園側の対応も奇妙だった。集中審議の2日前にマスコミ各社に「実際にはなかった面会で愛媛県と今治市に誤った情報を与えた」というファクスを送付。要は「ウソをついていた」とのたまうのだ。発言の当事者とされる学園事務局長は「その場の雰囲気で言った」と釈明したが、これでは得心するほうが難しい。
 面会は本当になかったのか。納得のいく説明がなければ、国民の疑念は払拭(ふっしょく)できない。政権への諫言(かんげん)も厭(いと)わず正論にこだわる石破茂氏は現状をどう見るのか。

 ◇加計理事長に力を貸してほしい

 面会疑惑が取りざたされるなど、加計学園問題は収束の見通しが立ちません。

「多くの方に納得してもらえる状態をつくることに尽きる。世論調査を見ても、加計問題に納得できないという人がまだまだ多い。数字がそうである以上、さらなる努力が必要と言わざるを得ない」
 5月末の毎日新聞世論調査で内閣支持率は31%です。森友・加計問題で失った信頼は回復していない。
「経済や人口が右肩上がりだった頃とは異なり、政治が国民にさまざまな協力をお願いしていかなければならない時代に入っている。そんな時代だからこそ政治や行政への信頼は不可欠なのに、という思いだ」
 もっと誠実になれと?
「そうだ。国民の信頼がなければ、政権は国民にウケる甘い話しかできず、本当に必要な議論ができなくなる。まず聞く耳を持ってもらえなければ、国民の協力は得られないし、説得もできないからだ」
 野党の追及の仕方は?
「追及の仕方にも問題はある。森友・加計学園問題ばかりで国会審議を止めたり予算委員会の時間を費やしたりする余裕はない。概算要求の時期も近づき、北朝鮮をはじめ国際情勢も激動だ。喫緊の課題に取り組むためにも(加計問題を)きちんと解決すべきだ」
 打開策は何でしょうか?
「加計理事長ご自身が説明されれば状況は変わるのではないか。何の問題もないのだから説明すればいい。総理が『彼とはそんな話はしていない』と言われるのだから、加計理事長も『そうだよ。俺は会ってない』と言ってくれればいい」

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