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森友文書改ざん問題 安倍内閣が描く卑劣なシナリオ 何度でも言う!疑惑の主役は「安倍首相夫妻だ!」

2018年4月 8日号

▼「全責任は財務省に」の不条理 

▼「ヒラメ官僚」を量産する「内閣人事局」は解体せよ!  

 佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問だけでは森友学園疑惑の全容解明にはたどりつかない。問いただされるべきは、安倍晋三首相の妻昭恵氏だからだ。欠けていたピースが少しずつ埋まり、像を結ぶ。そこに映るのは、疑惑の主役・首相夫妻にほかならない。

「"安倍丸"は沈没寸前だ。総裁3選はもうあり得ない。来年の参院選は違う顔でやるしかない。辞任は、安倍首相がどのタイミングで決断するかだ」
 安倍首相の出身派閥・清和会(細田派)幹部からも、こんな声が聞こえ始めた。森友学園への国有地貸し付け・売却を巡る疑惑とそれぞれの決裁文書の改ざん問題は、政権の体力を確実に奪っている。
『毎日新聞』の世論調査(3月17、18日)では、内閣支持率は前月比12ポイント下落の33%。「危険水域」とされる20%台は目前だ。与党も、佐川氏の証人喚問にようやく重い腰を上げたが、世論と野党に押し込まれ防戦一方の感は否めない。喚問決定直前の自民党副幹事長会議(20日)の重苦しい雰囲気が、それを物語る。
「佐川さんを認めると『他にも、他にも』となる」
「(野党は)佐川の後にまた喚問要求を出してくると思う。(昭恵)夫人付だった谷(査恵子)さんらも呼べ、となりかねない」
 野党ペースの国会運営となることを警戒する声が相次ぐ一方、問題を複雑化させている「あの人」の振る舞いに、ため息が漏れた。
「安倍昭恵さんが、いまだにいろいろなイベントに出ているようで、びっくりした。この辺も慎重にならないのか」
 新年度予算案の審議のさなかに、「安倍事案」である森友疑惑対策に神経を費やす副幹事長としては、ぼやきたくなるのも無理はない。そんな"ご家来衆"の苦労を知ってか知らずか、昭恵氏は相変わらずマイペースだった。
 愛知県東海市で同17日にあった福祉イベントで、昭恵氏はこう語っている。
「過去を後悔したり反省したりすることもあります。でも、先に起こることを心配したり恐れたりするのでなく、日々の瞬間、瞬間を大切にしたいです」
 また、同9日には東京・銀座で開かれた大手PR会社副社長の誕生日パーティーで、芸能人らと同席したとも伝えられている。
 昭恵氏の招きで2016年10月、首相公邸で面談した西田亮介・東京工業大准教授(社会学)は、彼女の人となりをこう評する。
「『普通でありたい』と言う一方で、『自分にしかできないことをしたい』とも言う。矛盾やコンプレックスを抱えた人物だという印象を持ちました。昭恵さんにしかできないことがあるとすれば、それは首相夫人という地位があるからです。彼女を巡っては私人か公人かという議論がありますが、強い政治的影響力を持つ首相夫人だという事実は誰も否定できません」
 国有地の貸付期間を原則の3年から延長する「特例」を認める財務省理財局の決裁文書では、次の記述が「なかったこと」にされていた。籠池泰典被告(詐欺罪で起訴)が14年4月、財務省近畿財務局担当者に伝えた内容である。
〈打合せの際、「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください。』とのお言葉をいただいた。」との発言あり〉
 国会で安倍首相は「妻に確認した」として、発言を否定。だが、とらわれの身の籠池被告は3月23日、大阪拘置所で接見した野党議員に、「(昭恵氏が)確かにそういうふうにおっしゃっていた。間違いない」と語ったという。

 

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