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りそな銀行で初の女性常務誕生 新屋氏と有明氏「新時代」を象徴

2018年4月 1日号

 大手銀行の一角、りそな銀行に4月1日付で2人の女性常務執行役員が誕生する。全国に銀行は数多(あまた)あるが、女性常務の誕生は例を見ない。

 初の常務執行役となるのは、新屋(しんや)和代氏と有明三樹子氏。ともに男女雇用機会均等法施行翌年の1987年に新社会人となった。新屋氏はりそな銀の前身の旧埼玉銀行、有明氏は日興証券(当時)に入社。その後、両氏は未曽有の金融危機に遭遇する。相次ぐ銀行合併など激動期を駆け抜けた新屋氏、証券再編をくぐり抜け、りそな銀に転職した有明氏。両氏を引き上げたのが、りそな再建を託された故細谷英二会長(当時)だった。
 JR東日本副社長からりそな入りした細谷氏は、「従来の銀行の常識を覆す」施策を次々と打ち出し、女性の活用にも注力した。細谷氏の遺志を継いで現在のりそな改革を推進しているのが東(ひがし)和浩・りそなホールディングス社長だ。
 りそな銀の女性活用は、金融界で最も先進していると目される「同一労働同一賃金」にも見て取れる。
 2003年、りそな銀に公的資金が注入され、実質国有化された。その総額は3兆円に及び、返済には100年を要するとも言われた。りそな銀関係者によると、同時に年収が3割も削減され、住宅ローンの返済に窮した社員の中には、社内ローンで急場を凌(しの)いだ者もいたほど。将来を悲観して多数の社員が辞めていった。これをバネにりそなが打ち出したのが、人事制度の抜本的な改革だった。
「正社員と非正規のパートナー社員の垣根をできる限り低くし、パートナー社員から正社員への道を開くとともに、同じ職務グレードであればパートナー社員も正社員と同じ時給換算で職務給が支払われるフェアな制度に変えたのです」(前出・関係者)
 注入された公的資金も3月、大手生保が保有していた優先株を買い取り消却し、名実ともに完済する。女性常務の誕生は、りそな新時代を象徴することになる。
(森岡英樹)

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