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倉重篤郎のサンデー時評 公明党が安倍改憲と決別する日 焦点はやはり「憲法9条」!

2017年11月19日号

倉重篤郎のサンデー時評公明党が安倍改憲と決別する日 焦点はやはり「憲法9条」! 「巨大与党」で始まる"仰天"政変劇

「安倍改憲」の可能性が高まるなか、公明党がどう動くかに注目が集まっている。果たして公明党は改憲勢力なのか。だとすれば支持母体の創価学会の平和主義と齟齬をきたすのではないか。自公連立の深層を山崎拓元自民党副総裁と、二見伸明元公明党副委員長に訊く。

 民進・希望合流劇=「トロイの木馬」失敗説を唱える人がいる。
 自民党の山崎拓元副総裁である。
 登場人物は、小池百合子、前原誠司の両氏。前原氏が小池人気にあやかり、あわよくば希望の党を乗っ取らんと、配下の民進党戦士を大量に乗せた木馬を小池城に持ち込んだ。そこまではよかったが、あにはからんや、城主の自己過失による城炎上で、木馬内に閉じ込められた犠牲者多数。たまさか木馬から事前に締め出された戦士たちが結果的に助かった、という悲喜劇。
 山崎氏に言わせると、小池、前原両氏には、マックス・ウェーバーが言うところのトップリーダーの三要件、つまり、情熱と先見性と責任感のうち、情熱だけはあったが、残り二つが欠けていた、となる。
 言い得て妙か。
 その山崎氏がもう一点、今後の改憲政局について興味深い指摘をしている。
 安倍晋三首相の今回の衆院解散の真の動機は、国会での改憲勢力3分の2を失うことにあった。なぜならば、3分の2を維持している限り、9条改定を目指さざるを得ない。ただ、それは国民投票で否決される公算が高く、即退陣に追い込まれる極めてリスキーな道である。安倍氏には9条改定が無理だということが分かっているし、その気もない、というのだ。
「彼にとって9条改定はある意味ポケットチーフ、櫻井よしこさんら右のファンに対するおしゃれのようなもので、背広本体ではない。彼の残そうとしているレガシーは(首相在任日数の)最長不倒距離だ。だからこそ、また3分の2を得てかえって困っている」
「さらに困っているのが、公明党だ。9条改定を阻止できるのは公明党だけだが、そのことは連立離脱を意味する。そこまで踏み切れるかどうか。最後は支持母体の創価学会の判断になるだろうが、この問題では学会内部が割れている」
 この見立てもまた、さもあらん、である。安倍氏の9条改定への意志については別の見方もあるだろうが、この政局がどうなるか、については、公明党・創価学会がどう出るかが、カギを握ることだけは間違いない。
 ウオッチャーの一人、二見伸明氏に見通しを聞いた。

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