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リベラル重鎮の元財務相・藤井裕久が怒りの提言 巨大与党「安倍独裁政権」を倒す方法を伝授!

2017年11月12日号

倉重篤郎のサンデー時評リベラル重鎮の元財務相・藤井裕久が怒りの提言 巨大与党「安倍独裁政権」を倒す方法を伝授!

  •  ◇「野党」よ、何やってるんだ!
  •  ◇反改憲、反安保法、反共謀罪で野党は結集せよ

 与党大勝により「安倍独裁」がますます勢いづきそうだ。海外メディアからは「安倍主義国家ニッポン」なる批判もなされている。改憲をメインテーマに掲げてきそうな現政権に対して、野党はいかに闘いうるのか。リベラルの重鎮・藤井裕久元財務相が激白。倉重篤郎が迫る。

 今回の選挙。一転二転の情勢変化に、関心を持ったのは日本メディアだけではない。外国メディアからも久々に注目を浴びた。
 ドイツの『デア・シュピーゲル』誌アジア特派員のヴィーラント・ワーグナー氏もその一人だった。東京、上海、北京、ニューデリー支局長を歴任したベテランだ。長年の日本ウオッチャーでもある。9月28日の民進党・希望の党の合流というニュースに、別の仕事のため帰国する日程を取り消し、日本国内に残って来るべき大政局に備えた。
「日本という国は、絶対に変わらない、というのが、私の長年の日本観だったのですが、今回はそれではいけない。ジャーナリストらしく、ちゃんと好奇心を持ってフォローすべきだ、と自らをいさめました。もしかしたら初の女性首相が出てくるかもしれない」
 ただ、その後に起きたことは、新しい日本に身構えた氏の期待をことごとく裏切り、その日本観をますます強固にする結果に終わった。安倍晋三首相率いる与党が大勝、その政権基盤を強めただけで終わった。
「中国の習近平政権は今回の党大会で、自らの名前を冠した思想、習イズムを党規約に盛り込み、3選も射程に長期政権への足場を強固にした。安倍氏もまたアベノミクスを党公約のど真ん中に置き、総裁選規約を変更して3選を可能にしている。両国は互いを批判し合ったりもしているが、似た面もありますね」
 結局、ワーグナー氏が送った今回の選挙を総括した原稿のタイトルは、デモ(民主)クラシー(主義・政治)ならぬ「安倍クラシー」(独語では「安倍カティ」との読み)となった。
 中国は毛沢東主義ならぬ習近平主義の治世となりつつある。日本もまた単なるアベノミクスの国から経済のみならず、すべての側面で安倍的なものがはびこる安倍主義の国になった、というのがドイツ人ジャーナリストの視点であった。確かに、安倍氏が2012年の衆院選から連続5回も国政選挙で勝利していることからすると、そう見られるのは仕方ないかもしれない。
ただ、日本国民としては「安倍主義国家ニッポン」と言われてもピンとこない。決して積極的に安倍政治を選んでいるわけではないからだ。問題は、政策、政局両面で安倍体制に対し明確で強力な対抗軸を打ち出し切れない野党のふがいなさにある。リベラル勢力の応援団長格の藤井裕久氏(民主党政権時の財務相)に、野党の現状をどう見るか、安倍1強に対峙(たいじ)するためにどうすべきかを聞いた。

 

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