政治・社会詳細

News Navi
loading...

メガバンクに「カリスマ」登場か 三菱東京UFJ銀新頭取に注目

2017年11月 5日号

三菱東京UFJ銀行の三毛兼承(みけかねつぐ)新頭取のインタビュー記事が各紙誌で一斉に解禁になった。今年6月に小山田隆前頭取が健康上の理由から退任した事態を受け、急遽(きゅうきょ)、赴任先の米国から帰国して4日後に頭取に昇格した。トップ就任はまさに青天の霹靂(へきれき)だった。
「フィナンシャル・グループ(持ち株会社)の平野信行社長がインタビューのゴーサインを出したのでしょう。就任から3カ月はトップとしての勉強期間だったと言っていい。満を持しての会見内容からは、カリスマ経営者となりうる資質が感じられます。"組織の三菱"ですね。人材の層が厚い」(ある機関投資家首脳)
 三毛氏は各紙誌インタビューで、2018年度からスタートさせる次期中期経営計画(3カ年)の中で、海外部門の営業純益を現在の約4割から約5割へと拡大させる意向を示した。名実ともにグローバルバンクへと歩みを進め、海外の金融機関などの買収も視野に入れる。その買収資金として1000億円相当を用意しているとされ、経営権を確保するマジョリティー出資を中核に据えるようだ。
 同行はここ数年、タイのアユタヤ銀行をはじめとして海外買収、出資・提携を積極化しており、米国やインド、インドネシアなどの東南アジア地域でのM&A(企業の合併・買収)展開が予想される。
 また来年4月には、06年の同行発足以来の大規模な組織再編が予定される。「再創造イニシアティブ」と銘打ち、顧客を軸にした営業体制に刷新する。国内外の壁を取り払い、一体的な営業体制に組み替える。大企業取引では、従来は所在地で「法人」「国際」に分けていたが、これを「日系」「非日系」に再編。個人と中小企業取引も「リテール&コマーシャル」として統合する。
 さらに持ち株傘下の信託銀行の融資部門を商業銀行の融資部門に統合する体制も敷かれる。「メガバンク大変革」を陣頭指揮する三毛氏の手腕を、他行が固唾(かたず)をのんで見守る日々が始まった。
(森岡英樹)

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    田中麗奈 女優

    2018年5月20日号

    阿木燿子の艶もたけなわ/202   清涼飲料水のCMで初代イメージキャラクターを務め...

コラム