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衆院選 「自公3分の2超え」でも安倍政権「失速」の政界流転! 驕るな 9条安倍改憲に死角あり!

2017年11月 5日号

衆院選 「自公3分の2超え」でも安倍政権「失速」の政界流転! 驕るな 9条安倍改憲に死角あり!=倉重篤郎

 野党分裂を受けるような形での自民勝利。改憲勢力が3分の2を超えたことで、安倍首相は9条改定に野望をたぎらせるであろう。だが、「安倍改憲」には大きな死角がある。驕(おご)る与党がたやすく9条をいじれない理由とは何か。倉重篤郎が改憲政局の深層に迫る!

 開いてみたら自民の勝利。この選挙、一体何だったのか。自称永田町浪人、亀井静香氏と振り返った。ご承知の通り、亀井氏はこの選挙で引退を表明した。ただ、そのネアカ気質と、当選回数13回、40年近い政治人脈から応援弁士として引く手数多(あまた)。自民、立憲民主、希望、無所属と党派に関係なく義理人情で列島を駆け回った12日間だった。そんな亀井氏の目に、今回の政局はどう見えた?
「おかしな政局だよ。自民はボサーッとしているし、野党は野党で、おなごの色香(いろか)がちょっと薄れたらがっくりして右往左往しているだろう。情けないよ」
 なぜ、一夜にして民進、希望の合流が決まった?
「前原君(誠司民進党代表)が色香に迷った。だが、あとの連中は冷めて立憲民主党に行った。一つの政党が一夜にして大転向しますか。恋なんて一瞬にして冷めるもの。箸の上げ下ろしだけで嫌になる」
 それにしても希望の党の急失速をどう見た?
「(小池百合子代表の)いやらしさが見えた。選別だ。思い上がるな、という反発が出るに決まってる。小池君がそんなネクタイいやだと、国民世論に受けそうな別のネクタイに変えただけのことだ。しっかりした国家観、歴史観に基づいていないからそうなった。田中眞紀子のほうがまだいいよ。スカッとしている」
 ただ、合流決定までは勢いがあった。安保法制の踏み絵からおかしくなった。
「大きな奴(やつ)と戦う時には野党が割れてはダメだ。相手は、痩せたりといえども自民党だぞ。バラバラで勝てるわけがない。政策というのは権力を握ってから考えればいい。それをやってれば今回政権交代だったよ」
 選挙後の野党再編は?
「枝野君(幸男立憲民主党代表)のところが中心になる。反自民の連中の身を寄せる場はそこしかない。前原君のところというわけにはいかない。希望は一瞬にして絶望に変わるんだ」
 結局、自民党が強かった?
「18歳、19歳の子は自民党が好きなんだよね。巨人・大鵬・卵焼き、強いもの。メジャーなものが好きだ」
 これで安倍3選確定か?
「可能性が出てくる。ただ、あんたたち勘違いしているが、この安倍政権、そんなに党内基盤は強くない。派閥の裏支えがない。ちゃんとした石垣に乗ってない人だ。もともと右風に乗っかって生まれた政権だ」

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