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値下げされた「アイフォーン8」 アップル「大中華圏」で販売不振

2017年10月15日号

 米アップルのスマートフォン新機種「iPhone8」と「8プラス」が9月22日、日米を含む主要国で発売された。初代発売から10年目を迎えても先進国では堅実な売り上げを誇るが、アイフォーンが苦戦を強いられている国がある。世界最大のスマホ市場に成長した中国だ。
 アップルの地域別売上高で2位の大中華圏(中国、香港、マカオと台湾を含む)は、今年4~6月期までの6四半期連続で減収と不振。中国専門の市場調査会社、米JLウォーレン・キャピタルによると、中国でのスマホ販売台数に占めるアイフォーンの比率は近年は減少続き。2015年の13・0%から16年に10・2%、今年上半期は9・8%と1桁台にまで落ち込んだ。
 中国メーカー各社の製品の品質と機能がアップルや韓国サムスン電子のスマホと遜色のない水準に迫っている点が、その背景にある。香港の市場調査会社によれば、中国の華為(ファーウェイ)技術は今年6、7月に世界のスマホ出荷台数で初めてアップルを抜いて世界2位に躍り出た。
 こうしたなか、1年ぶりの新モデルとなった「8」、「8プラス」については、「デザインが平凡」「前のモデルと機能的に変わらない」などと評価が芳しくない。
 中国でも状況は同じだ。地元経済紙『北京商報』によれば、一部のネット通販サイトでは、発売から数日後に定価5888元(約10万円)の「8」が5378元(約9万1000円)に値下げされた。
 中国の経済・産業が中心の専門情報紙『亜州ビジネス』の永井茂編集長が解説する。
「そもそも、アイフォーンの関連部品は中国や台湾の企業で生産されており、アップルに対して中国人が強い思い入れを持っているとは考えにくい。技術移転が進み、中国メーカーとの競争が激化するのは当然です」
 11月には「アイフォーンX(テン)」発売を控え、今後の動向も注視したい。
(志村宏忠)

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