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呼吸を鍛えて健康長寿!秘密は息にあった

2017年9月10日号

 毎日何気なく繰り返している「呼吸」だが、機能のピークは20代だという。年とともに"呼吸する力"は衰え、心身の健康に影響を与えていく。呼吸力を高めるには、ストレッチと食が有効だ。呼吸器疾患が増える秋に備えて、しっかり吐けて吸える体を作りたい。

 人は1分間で約15回、1日でおよそ2万回、呼吸を繰り返している。
 息を吸うと肺が膨らみ、息を吐くと肺がしぼむわけだが、肺は自分で勝手に膨らんだり縮んだりすることが実はできない。呼吸を行うためには「呼吸筋」という筋肉の収縮が必要になる。
 呼吸器学会専門医で、池袋大谷クリニック(東京都豊島区)院長の大谷義夫医師によると、呼吸筋を鍛えることで呼吸機能が高まるという。
「運動で肺そのものを鍛えることはできず、たとえ体力がついても肺機能は上がりません。しかし、肋骨(ろっこつ)周りの筋肉である呼吸筋を鍛えると、肺を大きく膨らませることができるようになって肺活量がアップします。医療現場では呼吸器疾患のリハビリとして、アスリートにはトレーニングの一つとして、呼吸筋を鍛える方法が知られています」
 呼吸筋は20種類ほどの筋肉の総称だ。主な筋肉を上の図に挙げた。「外肋間筋」が収縮すると肋骨が引き上げられて胸郭が広がり、肺も大きくなって空気が吸い込まれる。「内肋間筋」が収縮すると肋骨が押し下げられて胸郭が狭まり、空気が押し出される仕組み。全身の筋肉と同じように、呼吸筋は20代をピークに衰えていくという。
「呼吸筋が衰えると呼吸機能が低下し、必要な酸素を十分に体内に取り入れることができません。頭痛や手足の冷えなどの不調が起きたり、動作によって息切れしやすい体になります。糖や脂肪の分解にも酸素が必要なため、エネルギーが出ない、体重が落ちにくいなどといったことにもつながりますね」(大谷医師)

 

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