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落ち続ける支持率、膨らみ続ける疑惑... 安倍首相よ!国民の声を聞け!

2017年8月13日号

真夏の不都合な真実落ち続ける支持率、膨らみ続ける疑惑... 安倍首相よ!国民の声を聞け!

  •  ◇遅きに失した稲田・防衛相の辞任 自民党内にも出直し解散論
  •  ◇郷原信郎氏 安倍首相の「決定まで加計と知らなかった」を誰が信じるか

 加計学園問題で、安倍晋三首相は従来の答弁をひっくり返して疑惑を否定したが、直後に稲田朋美防衛相が辞任。再浮上の見込みがない中、自民党内では解散風が吹き始めた。「1強政権」の命運も風前のともしび。国民の声を聞かなかった"巨象"が静かに倒れゆくかのようだ。

"スリーアウト"を宣告されても打席にしがみついていた稲田防衛相が、ついに辞任した。南スーダンのPKO日報データ隠蔽(いんぺい)問題で、防衛省は7月28日、特別防衛監察の結果を公表。稲田氏のほか、隠蔽を主導した黒江哲郎防衛事務次官が辞任し、データが残っていた陸上自衛隊トップの岡部俊哉陸上幕僚長の辞職が決まった。
 監察結果は、陸上自衛隊が昨年、存在していた日報を開示せずデータを削除したとして組織的な隠蔽を認定した。一方、稲田氏への報告については「日報データの存在について(幹部から)何らかの発言があった可能性は否定できない」と指摘するにとどめ、防衛省トップの責任については玉虫色の決着を図った。
 記者会見で、稲田氏は「かねて日報問題で世間を騒がせていることについて、管理監督者として責任は免れないと思っていた」と辞任理由を説明。「監察結果は受け止める」としながらも「これまでの国会答弁を覆すような報告はなかったといまも認識している」と、自身の関与を最後まで否定した。
 そもそも、稲田氏は就任以来、適性が疑問視されていた。防衛省関係者が振り返る。
「昨年8月の就任直後、在日米軍基地の視察時にヒールのある靴を履いてきたり、ジブチ訪問の際も野球帽にラフな格好で登場したりと、場違いなファッションで悪い方の評判が立った。国防に関する知識も浅く、省内では『なんでこの人が大臣なの』といぶかしむ声しきりでした。まずい答弁や失言も多く、そのつど職員や制服組を失望させた。『総理のお気に入りだからしようがない』と諦めが広がっていました」
 大阪で弁護士活動の傍ら「右寄り論壇」で発言していた稲田氏を政界に誘ったのは、当時、自民党幹事長代理だった安倍首相とされる。稲田氏は2005年の郵政選挙で初当選。安倍首相の抜擢(ばってき)を受け初入閣、党政調会長とスピード出世を続けてきた。もちろん、防衛相となったのも、安倍首相の「いまのうちに経験を積ませたい」との思いがあったからという。
 

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