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加計学園問題 "最大キーマン"前文科事務次官・前川喜平氏激白100分

2017年6月25日号

"最大キーマン"前文科事務次官・前川喜平氏 激白100分 異論を許さない安倍官邸

  •  ◇文科省から次々と「反乱兵」、ついに再調査へ!
  •  ◇官僚は「公僕」であり、安倍首相と菅官房長官の「家来」にあらず

「内閣府に押し切られてしまったやましさはある」。加計学園問題で渦中の人となった前文部科学事務次官、前川喜平氏(62)が本誌の単独取材に応じ、胸中を明かした。世論に追い詰められた安倍政権。土俵際の攻防が始まった。

「政権の中枢からにらまれている文科省ではいま、大臣以下、職員が大変、苦しい思いをしていると思う。既に辞めた私がしゃべったことで、そうなった面はありますが、これまでに公になった文書は、誰が見ても文科省で作られたもの。いまもどこかのファイルにしまってあるはずです。文科省の人間は誰でも分かっているのですが、『確認できなかった』という調査結果を前提に振る舞わざるを得ないのです」
 100分にわたるインタビューで、前川氏はたびたび、古巣の文科省が置かれた立場を慮(おもんぱか)った。
 国家戦略特区を利用した加計(かけ)学園(岡山市北区)による岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)新設計画で、内閣府が文科省に対し、「総理のご意向」として認可手続きをせかしたとされる文書について、松野博一文科相は5月19日、「調査をしたが確認できなかった」と発表した。これ以降、メールなど新たな「内部資料」が明るみに出ても、文科省は「出所不明の文書の確認には応じない」との姿勢を崩さなかった。
 ところが、6月9日になって一転、松野氏は「追加調査すべきだという国民の声を総合的に判断した」として、再調査に応じる方針を表明した。後手後手の対応となった文科省に対して批判の声は強いが、民進党関係者はこう指摘する。
「前日の8日、記者会見で、記者たちに『なぜ再調査をしないのか』と、責め立てられる菅義偉官房長官の姿が、テレビで大々的に報じられました。再調査は、週末の世論調査を意識した官邸のポーズでしょう。菅長官は『文科省が判断した』と主張していますが、最初に『確認できなかった』と言わせたのも、再調査の表明も全て官邸の都合です」

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