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「森友疑惑」逃げ切りを許すな!「森友疑惑」逃げ切りを許すな!

2017年4月16日号
  • ▼財務省の回答はやはり「満額」だ
  • ▼昭恵夫人付女性職員は謎の欠勤、仲間から「怒りの声

 疑惑の国有地売却に関する重要資料は「破棄した」と強弁する国に対し、森友学園が慎重に保存してきた"物証"が波紋を広げている。切り落としたはずの"しっぽ"の逆襲におののく官邸・与党。「逃げ切りは許さない」。世論は厳しさを増している。

〈買い取り価格もべらぼうに高い。のでビックリしている〉(原文ママ)
〈安倍総理が掲げている政策を促進する為に(中略)賃借料を50%に引き下げて運用の活性化を図る〉
 森友学園(大阪市淀川区)の籠池泰典氏(64)の証人喚問(3月23日)では、安倍晋三首相の妻昭恵氏への陳情について、首相夫人付職員が財務省に問い合わせて回答した事実が判明した。本誌は、籠池氏側が、当時夫人付だった谷査恵子(たにさえこ)氏(現在は経済産業省中小企業庁所属)に宛てた手紙のコピーを入手した。
 冒頭にあるように、安倍首相の名を挙げ、かなり露骨に賃借料の引き下げを要望している。手紙に記された日付は2015年10日26日。学園と国は当時、"安倍晋三記念小学校"の建設用地である国有地(大阪府豊中市)の定期借地契約を結んでいた。永田町関係者が解説する。
「28日の参院決算委員会で共産党議員が入手した手紙のコピーを基に、質問しました。このコピーは、谷氏が受け取った手紙の複写とみられますが、実は籠池氏の手元にはオリジナルが残されているのです」
 この関係者によると、籠池氏側はB5判ノートの見開き2ページに要望を書き、それぞれA4に拡大コピーして送ったらしい。だからオリジナルが残っていたのだ。関係者が新たな"爆弾"の可能性を指摘する。
「籠池氏は、思いのほか几帳面(きちょうめん)に資料を残している。まだ明らかになっていない昭恵氏とのやり取りも、残されている可能性がある」
 籠池氏は15年10月、昭恵氏の留守番電話に「お願いがある」との伝言を残した。手紙は、その詳細を伝えたものだ。回答は同年11月17日、谷氏の名でファクスで送られたが、政府は「ゼロ回答だ」と主張している。
「昭恵氏が谷氏に『詳細を聞いて回答して』と指示したのでしょう。一職員が独断で回答した、という政府の説明は無理がありすぎる」(野党議員)
「手紙を検証すると、ゼロ回答どころか満額回答ですよ」と言うのは、辰巳孝太郎・共産党参院議員だ。
「籠池氏の『早期買い取り』の要望について、ファクスは直接答えていませんが、翌年6月には8億円以上も値引きされ、買い取れている。定借契約時の賃料は月額227万円。10年の分割払いで土地を購入したため、月額換算すると93万円になる。『賃借料を半額』にという要望も結果的に実現しているのです」(辰巳氏)

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