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舞台は「国政」へ!安倍官邸の機先を制した小池百合子都知事の「ケンカ殺法」=ジャーナリスト・鈴木哲夫

2017年4月 2日号

舞台は「国政」へ!安倍官邸の機先を制した小池百合子都知事の「ケンカ殺法」=ジャーナリスト・鈴木哲夫

  • ▼小池の「国政勉強会」立ち上げに「三つの深謀遠慮」

 豊洲移転問題を巡り、百条委員会が行われているが、小池百合子東京都知事は7月の都議選に向けて着々と準備している。さらに、国政を見据えて「勉強会」も立ち上げた。安倍官邸と自民党が「小池知事との徹底対決」に舵を切ったからだ。その水面下の動きを抉る。

 豊洲移転問題に関する調査特別委員会(百条委員会)や、来年度予算案の審議などが行われる東京都議会が始まっている。そうした中、小池百合子東京都知事(64)の勢いが止まらない。そこで、複数の自民党東京都連幹部らに話を聞いた。
 すると、誰もが小池氏への「戦術変更」を口にした。一体、どういうことか。小池氏の手法は振り返ると、既得権という"敵"を作り、そこに挑むことで世論の大きな支持を集める――。
 もちろん都議会の既得権は長年、最大会派として力を維持してきた自民党に象徴される。小池氏は、議会内に自らの会派「都民ファーストの会」を作ったり、予算編成で自民党の力の源泉になっていた復活予算枠を廃止するなどしてきた。
 世論はこうした姿勢を歓迎し、さらに小池支持の機運が高まって、2月行われた千代田区長選挙でも小池氏推薦の現職が圧勝した。
「小池劇場」に手の打ちようがない自民党。ならばと、対決色を薄め、いわば「抱きつき作戦」に変更した。「小池知事の改革を支持して勢いを削(そ)ぐ。肩透かしを狙う」(自民党ベテラン都議)というものだ。
 だがここへ来て、そうした「抱きつき」から一転、正面から論戦を挑み、7月の都議選でも堂々と戦う「対決型」に変えつつあるという。その理由は、自民党が極秘に行ったとされる選挙分析がそれを後押ししている。自民党都連は「正式な世論調査は4月に行う」としているが、極秘調査は党本部の幹部や官邸の一部など、限られたメンバーによって共有されているようだ。その一人が明かした。
「確かに今回は、苦しい戦いだ。前回のように自民党が60議席獲得などあり得ないだろう。しかし、いま各種の予測で言われている30議席を割るような話はない。極秘調査では、定数3以上の複数区では意外に健闘していることが分かった」

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