政治・社会詳細

イチオシ
loading...

「小池VS石原」元知事の側近・浜渦武生元副知事 全真相を独白

2017年3月 5日号

「小池百合子と石原慎太郎」炸裂バトルキーマン直撃! 石原元知事の側近・浜渦武生元副知事 全真相を独白=鈴木哲夫

 ◇本当の戦犯は誰なのか

  • ▼すべては「お前やれ」から始まった......
  • ▼東ガスと交わされた汚染対策の「水面下」の合意とは
  • ▼「不可解な契約」と「汚染対策費の謎」

 築地市場の「豊洲移転」を巡って、3月に石原慎太郎・元東京都知事(84)らの参考人招致が都議会で開かれる。同じく招致されるのが、石原氏の懐刀といわれた側近の浜渦武生・元副知事(69)。移転交渉のキーマン・浜渦氏が本誌に、移転の内幕を語り尽くした。

「いろんな報道を見ても、関係者が話している内容を聞いても、核心に触れていませんね」
 そう話すのは、浜渦武生元東京都副知事。
 浜渦氏は、石原慎太郎知事時代の2000年7月から05年6月まで副知事を務めたが、築地市場の移転先となった江東区豊洲地区の東京ガス跡地の土地買収交渉に当たったキーマンだ。
 これまでメディアにはほとんど露出せず、東京都から要請があれば出向いて真実を語るとしていた。しかし冒頭のように「核心に触れていない話」が流布しているとして、情報番組「ゴゴスマ」(CBC制作・TBS系)に2月2日に出演、今回、本誌のインタビューにも応じた。
 最初に整理しておきたい。「豊洲問題」は時間軸でいえば、3段階あると私は思う。
 第1段階は、都庁内部で築地市場の移転先として豊洲に絞られた時期。これは石原氏が知事に就任する前のことだ。第2段階は、移転先が最終的に豊洲に決まり、所有者の東京ガスと土地交渉や合意に至った時期。そして、第3段階はその後に汚染疑惑が発覚しながらも、そのまま最終契約まで進んだ時期――。
 浜渦氏は、第2段階のまさに中心人物だったのだ。では、浜渦氏の話を聞こう。
――浜渦さんが担当するようになった経緯は?
「豊洲の東京ガスの跡地に築地市場を移転しようという土地の交渉は、石原知事就任前の1998年ごろから始まっていた。都の担当だったのは福永正通副知事。だが、交渉がうまくいかないということだった」
 石原氏の懐刀だった浜渦氏は、都庁内の幹部や都議会対策などのために副知事に登用された。週2~3回しか登庁しない石原氏に代わって、浜渦氏は人事や天下りにも手を突っ込み、大胆な予算組み替えなどで都庁を統治。ただ、その剛腕ぶりについての批判の声が、とくに既得権を守りたい都職員や都議らから上がった。
 そうした中、浜渦氏は豊洲の土地交渉を進めていた。
「石原知事と福永さん、それに知事本局の何人か、そこに私も入って協議した。その頃、東京ガスから知事に陳情があったようで、『東京都は民間の土地に勝手に線を引いてここを市場にすると言うが、おかしいではないか』と。協議の場で、石原知事が都の幹部たちにそれを伝えたら、彼らは『行政がやる都市計画はそういうものです。民間の土地に線を引くのです』と答えてました。
 それを聞いて、はあ? 上から目線だなぁ、と強い違和感を持ったのを覚えています。そんなんじゃ、民間とうまく交渉なんかできない。すると石原さんがその場で『役人では交渉など無理だ。浜渦、お前やれ』と。以降、土地の交渉は私がやることになったんです」

 

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    田中麗奈 女優

    2018年5月20日号

    阿木燿子の艶もたけなわ/202   清涼飲料水のCMで初代イメージキャラクターを務め...

コラム